【R18小説】『ガチムチ系年下サラリーマンと大衆食堂で働くポチャ系アラサー女子の恋ものがたり~14』
*桃乃の告白~(14)
*
(どうしよう……わたし、そんなじゃないのに……)
と、おもわず、こころのなかでつぶやき、そして、わたしは、真鍋さんとのキスで、前の彼のときにはかんじたことがないくらいに、じぶんのカラダが疼いてしまっていることに、じぶんじしんでも、どうしたらいいかわからず、内心、とまどいながらも
(まだ、ちゃんとおつきあいもしてないのに……キスだけで、こんなにかんじてしまうなんて……どうしよう)
(……このままじゃ、きっと、真鍋さんに、ものすごくみだらだとおもわれて、嫌われてしまうかもしれないわ)
と、おもい、そうおもうと、わたしは、不安でたまらなくなってしまったので、わたしは、真鍋さんとのキスで、こんなにもじぶんのカラダが疼いてしまっていることを、真鍋さんに知られないように、真鍋さんに聞こえないよう、おもわず声がでてしまいそうになるのをがまんして、ソファーと真鍋さんとのあいだで、声をおしころしていましたが、真鍋さんは、そんなわたしのことなど、ちっともおかまいなしなようすで、かたほうの手で、わたしの手首をおさえながら、そのくちびるを、わたしの首すじにちかづけてきたので、わたしは、あわてて、首をすくめて、ニットのえりのなかに、逃げこもうとしましたが、真鍋さんの鼻先が、じゃれつく子犬のように、ニットのえりのなかにもぐりこんできたので、わたしは、首すじに、彼のくぐもった息がふれるのをかんじて、くすぐったくなり、おもわず、彼のしたで、身をよじると、それでも、なんとか、じぶんのくちびるに、じぶんの手の甲をおしあてて、声がでないよう、こらえていましたが、そのとき、すっ、と、なにかが、なであげるように、サマーニットのすそのしたの素肌にふれるのをかんじてーーわたしは、息がとまるほどおどろき、そして、おもわず、そのばで、身をそらしました。
⑳
すると、真鍋さんは、そんなわたしの顔を、ちょっとおもしろがるような顔でみつめながらーー
《つづく》
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