【R18小説】『ガチムチ系年下サラリーマンと大衆食堂で働くポチャ系アラサー女子の恋ものがたり~17』
*桃乃の告白~(17)
ーーわたしは、いっしゅん
(……えっ)
と、おどろき、そして
(ど、どうしよう……)
と、とまどいましたが、それでも、真鍋さんの熱いくちびるにふれていると、あたまのなかがぼんやりとして、もう、それいじょう、なにもかんがえられなくなってしまったので、その、いきぐるしいほどの快感におぼれるように、ただ、ひたすら、まぶたをとじて、手のひらに、じっとりと汗ばんだ、彼のおおきなぶあつい手のひらの重みをかんじながら、彼のがっしりとした、ごつごつとした長い指と指とのあいだに、指をかさね、彼の舌のうごきに反応して、うずうずと、うずいてしまう、みだらなカラダのおくのうずきを、スカートのなかで、ひざをとじ、なんとかこらえていましたが、それでも、もれてしまう、じぶんの小刻みに震える声を
(……もう、いや……はずかしい……)
と、おもいながら聴いていると、わたしの指にやさしくからみついている、真鍋さんの指先が、ゆっくりと、ほどけてゆきーー
〈つづく〉