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物流博物館でダンボールの偉大さを知る
その名の通り「物流」の博物館
物流博物館には、あらゆる資料がありました。
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江戸時代の道路の石、錦絵、書状、明治時代の株券、古い写真、映像etc…
そんなに広くはないけれど、解説もしっかりあって見応えたっぷり。
この大量の資料の持ち主は日本通運。
日通という会社は、そもそも江戸時代の飛脚問屋が集まってできたもの。人の足から始まって、船や鉄道、車へと交通手段が進化する。そして「物流」も進化していく。その変化が見れて面白かった。
展示物いろいろ
①ゴールデンカムイで見た水車がついてる船
ゴールデンカムイを読んだ人はわかるかしら、外輪式蒸気船。船の横っ腹に水車がついてる船です。東京近辺、利根川沿いにもたくさん運行してたらしい。錦絵がたくさんありました。
②江戸時代の宿場町の仕組み解説
東海道五拾三次の宿場町に江戸幕府から出された朱印状も展示!伝馬制はよく考えられたシステムだよね。
③80年前の荷物(未開封)
「80年前の未開封の荷物」って何かと思ったら、80年前の木箱がそのまま置いてあった。
木箱というか、板を箱状に打ち付けたモノ。
板の隙間から、瓶が詰まっているのが見える。
藁が緩衝材。
ちょっと怖かった。よく見つけたな、こんなの。
気づいた、ダンボールが無い
「確かにそうだよな、でも言われるまで気づかなかった」ポイントが、「段ボールがない!!」。
だいたい木箱か、藁、竹かご。そして米俵。
藁で上手に梱包された瀬戸茶碗一式が展示されていた。上手に包んでるけどめっちゃ手間かかるよね。
そして写真資料に写る、大量の竹かご。かごの中身はぶどう。通気性すごすぎ。それを機関車で運んでいく。
映像資料には大量の米俵。そしてそれを運ぶ男たち。
…そうだよ、フォークリフトもないんだよ〜
人が入れ替わり立ち替わり、鉄道の貨車から手作業で大量の荷物を移し替えていく…
一個一個、運んでる。
ダンボールの存在ってほんとすごいわ。
ちゃんと閉まるし、重ねられるし、丈夫だし、ホコリも入らない。
「重ねられる」ってすごいんだな、資料を見て思う。「コンテナは物流に革命を起こした」と言うけれど、段ボールもすげぇや。
ダンボールって日本生まれなんだけど、知ってた?
映像資料も必見。
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