読んだ本_2020/07
私が無意識に目を向けてしまっているからかもしれないけれど、哀しい情報が溢れているような気がして、苦しくなる日々です。
今月は4冊。
明け方の若者たち
泣きました。
この作品を読んでいると、私はまだ「何者かになれるかもしれない」って思っているんだろうなって否が応でも思わされました。
夢と現実の間でもがき苦しみながら、私は何を捉えているのだろう。
大人になって読み返したら、感想が変わるだろうなと思います。
今想い描く何かになれているのかは分からないけれど、この先の人生で読み返したい1冊です。
3652 伊坂幸太郎エッセイ集
好きな作家さんを聞かれると、いろんな方の作品を読むし、全ての作品を読んだ作家さんもいないので結構困ったりします。
ですが、伊坂さんの作品は、好きな作品が多いです。
「砂漠」や「アイネクライネナハトムジーク」が好きです。
作家さんって、作品から滲み出る人柄を受け取ることは出来ますが、意外と普段の思考だったり好みだったりって知らないもの。
とっても興味深かったです。
エッセイで紹介されていた沢山の本や映画、音楽に私も触れてみたいなと思いました。
泳ぐのに、安全でも適切でもありません
初めて、江國香織さんの本を読みました。
江國さんの本が原作となっている映画「落下する夕方」や「スイートリトルライズ」の作中で流れている空気感が好きで、手に取ってみました。
綴る文章が繊細だなと思います。
側から見ていると、理解し難い関係性ってあると思うけれど、確実にこの関係で幸せを感じている人もいるんだということ。
タイトルがとても好きです。
もしも世界が100人の村だったら
授業で取り上げられる機会が多く、何となく内容は知っていましたが、読んだことはありませんでした。
Someone once said: what you send out comes back again.(本書より引用)
大切にしたい言葉だなと思います。
この本の元になった文章は、2001年前後に広まったのだということに驚きました。
大昔の本に触れても、面白かったり、共感出来るところがあって、目まぐるしく社会は変化していくけれど、人間の底の部分は変わらないのかもしれないなと思いました。
まとめ
些細なことに一喜出来る感情を忘れずに大切にしたいです。