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知らなかった!研修で学んだ職場の「インシビリティ」が与える影響と職場コミュニケーションの改善策とは?

ここ連日、息子(高3)が推薦入試の書類作成に四苦八苦😓
勉強だけでなく、文章表現も大の苦手。
「手伝って」と言われ、いかにもChatGPTらしい文章に筆を入れているが、ほぼ全面修正に近い😱
ああ、この子は本当に大学生になっていいんか?
世のみなさま、すみません💦


さて先日、会社でコミュニケーションの研修を受けました。
人事部からはパート含めて全従業員が受講するようお達しがありながらも、正直あまり期待していませんでした。が、想定外に面白いものでした!


<面白かったポイント>

研修は「インシビリティ」という概念を中心とした内容で、
「インシビリティ」とは以下のような定義で、ハラスメントの一歩手前のような概念と位置づけてました。

相手を傷つけようとする積極的意思は曖昧だが、
他人に対する思いやりや配慮を欠いた失礼で無作法な言動
                       

(PEACEMIND社資料より)

みなさんはご存知でしたか?ちなみに私は初耳の言葉でした😅💦

具体例として上げられる中で興味深かったのは
・「自分で考えたら?」と言って突き放す
・(他者が)話をしている最中にスマホを見る
ながら作業、雑に扱う、てきとうに対応する
・準備をしない。報告をしないなどの不作為
などが上げられていて、
日常の中で 忙しい/疲弊している/不安なことがある/気が緩んでいる/自分が正しいと思っている 時などに「ついやってしまう」ものも含まれるということ。

研修内容は、インシビリティを放置すると就業意欲や生産性が下がり、ハラスメントに発展する可能性が高まるので、気をつけましょう!というものでした。

(ここまでPEACEMIND社の資料からの引用を含みます)

この話を聞いて、私は正直ちょっと「ドキッ!」としました。

<身に覚えのあること>

オマエさあ、朝、部下にあいさつされても、PC画面見たままで、
顔も向けずにあいさつし返す時あるよなッ!?あれ失礼だぞ!!

これは10年程前、もう部長職にも慣れてきたと思っていた頃に、上司部下の関係では無くたまたま席が近かった強面の大先輩にどやされた時の言葉です。

まさに何も気付かずにインシビリティな対応をしていた私に、大先輩は親心でガツン!と叱ってくれ、当時強烈に「ハッ!」となったことを研修中に急に思い出しました。

その思い出につられて、最近はマナーに係る注意も含め「𠮟り」「批判」「対立」的なものが排除される雰囲気が強まって、管理職に限らず言いにくい事を言わない(言えない)人が多いよな~。だから人事部がわざわざこんな研修を開くんだな~。面倒な時代だな~。とイヤな気分になってきました。

<研修だけで良いのでしょうか?>

誰だって、人に注意をして不愉快な想いはしたくないですよね。
ましてや注意することでハラスメントとか言われかねないなら、親切心や親心なんて出さずに、放っておこう!ってなりますよね。

そのために、こうした人事部主催の研修があるんだし!
自分自身がインシビリティと言われない注意をしていれば十分!
これがおそらくそれが現在の会社員としては普通の賢い選択

でも・・・
大先輩にガツンと叱られ「ハッ!」となった経験を持つ私としては、それでいいのか?となんだかモヤモヤします。

というのも、インシビリティについて
①概念を知っても自分がやっていることに自分では気付けない人もいる
(まさに以前の私💦ストレートに言われないとわからない😱)

②された側の不快な想いは、些細な事と寛容な(?)心に溜め込まれる

こうして、悪い影響が確実にあるにも関わらず、まるで無いもののようにされ、いつしかギスギスした雰囲気の悪い職場になっていく。と思うからです。

<対応策>

ハラスメントまでいかないインシビリティに対して、当事者同士で相手にフィードバックするのは、なかなかハードルが高いですよね。

インシビリティや受けたダメージに、例えば「ダメちゃん」のような可愛げなあだ名をつけて、「ちょっとダメちゃんが見えかけそうです~」と冗談っぽく言い合えるような緩いルールをつくっても、言える人と言えない人に分かれそう。匿名で伝えあえるような仕組みをつくっても、匿名性を疑ってやらない人はやらなそう。

そういう工夫もあるに越したことはないのですが、やはり管理職なり年長者が日頃のコミュニケーションの中から察知して、やんわりと本人に気付きを促すことが大切ではないでしょうか。

そこには『愛情』が超大事です。
「もしかすると、傷ついている人はいないかな?」と事実であっても可能性や疑問形に置き換えたり、「誰でも、ついうっかりやってしまうもの」「逆に傷つけられることもあるでしょう?」など個人の問題では無いこと、などを、真剣なトーンや雰囲気では無く、極力軽いトーンで伝える工夫をしましょう。

<おわりに>

世の中にカミナリおやじがいなくなり、口やかましいおばはんもいなくなって久しく、ここ数年で更に「𠮟り」「批判」「対立」「怒り」的なものが排除される雰囲気が強まり表に現れてきたと感じています。

世の流れなので、そういうものなのでしょうが、皆そんなに理解力や聞き分けの良い人ばかりではなく、ガツン!と叱られないとわからない昔の私(ちなみに子供の頃からそうでした💦あはははは!)のような人は、時代が変わっても一定数いるのではないかと思っています。

今のご時世、いきなりガツン!はできないのですが、そんな愛おしい同類の仲間に、私なりのかたちで愛情を伝えていきたいと思うのでした。

ここまで、お付き合いいただき本当にありがとうございました。
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