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027  浙月

寧波系創作料理ビストロ。

【お勧めシーン】 2〜3人での食事、1人飲み
【こんな人に】 海鮮料理好き、地元人気重視、お酒好き、中華ビストロに興味、寧波料理に興味

先月寧波に行ってから、寧波系海鮮料理にハマっている。広東系海鮮料理ほど洗練されていない、あの田舎っぽい海鮮料理だ。街でもSNSでも寧波関連の食べ物店につい目が行ってしまう。
そんな日々のなか、普段の行動範囲エリアに寧波料理をベースにした中華系ビストロがオープンしていた。少し前まで日本人経営の寿司屋だったあのテナントだ。いい場所に寧波系のお店が登場するということは、みんなも最近寧波が気になっているのではないかと思う。
お勧めは「小海鮮豆麺」(88元)。海鮮入りの春雨スープ。春雨は、「粉絲」ではなく「豆麺」。普通の春雨よりも太くてやわらかく、浙江省の海沿いでよく使われているイメージ。台州の「沙蒜豆麺(イソギンチャク炒め)」が有名だと思う。
入っている海鮮は、小さくて丸いイカ、エビ、アサリなど。あの形のイカが入っているのがポイントだ。味付けは海鮮だしが出た醤油系のピリ辛。

「小海鮮豆麺」(88元)。いちばんヘルシーな食事の締め。

お店はカウンターと、奥にテーブル5個くらいのこじんまりした規模。開店時間の17時半には席が埋まってしまう。おもしろい名前のオリジナルカクテルもたくさんあったので、カウンターで1〜2品小皿料理を頼んで飲む日にしてもいいかもしれない。


<これもお勧め>

「馬蘭頭配腰蛤」(68元)。セリみたいな風味の馬蘭頭と、腰蛤(ハマグリの一種)の和えもの。
「紫菜米飯腌甜蝦」(78元)。揚げた海苔の上にご飯と漬けエビ。スイートチリソース味。いかにも創作系中華ビストロな一皿。
「紹興嗨棒」(68元)。紹興酒ハイボール。これ、ローカル店で少しずつ流行り始めている気がする。

<DATA>
上海市徐匯区長楽路1221号-2
地下鉄1、7号線「長寿路」駅8号出口から徒歩約15分
17:30-24:00
☆要予約

(掲載日:2024年4月28日)
※メニュー内容、メニュー名、値段、店舗の外観や内装は掲載日の時点のものです。


☆5月19日、『文学フリマ東京38』に出ます。ブース番号は「P-31」です。上海で発行しているZine『ketchup.』のほか、中国国内のアートブックフェアに出る日々を書いたコピー本など出す予定です。ぜひお越しください。


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