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音楽トリビア「大黒さま」と、縁起物あれこれ✨✨
1月11日は、一粒万倍日と天赦日が重なった、いい日でした。
そこに、60日に一度という甲子が加わり、ますますよい日だそうです。
甲子(きのえね)は、十干の甲(きのえ)と、十二支の子(ね)が組み合わされた、六十干支の中のひとつ。
大黒天を祀る、初甲子祭が行われる日でもあります。
「今日できることは明日に延ばせ」という、遠藤周作氏の名言が頭の中を
ぐるぐるしていたし、雨も強く寒い。
おまけに鏡開きの日で、おしるこを食べねばならぬときている。
甘いものを食べた後に、この雨の中を行かなくてもいいんじゃないの?
頭の中で、マイとトリが分かれてささやきあう。
マイ「そうよね」
トリ「こんな日に外に出たら溶けちゃうわよ」
マイ「ま~大変、これ以上頭が溶けたらますますおバカになっちゃうわ」
トリ「おうちであったかくして、おやつ食べてたほうがいいわよ」
マイ「そうね、やめるわぁ」
ところがこの後、1月11日11時11分のゾロ目をうっかり失念し、
おしるこを食べ終わってしまった。
この日のよい運の、恐らく2割はもう消えてしまったかもしれない……。
ここで決意した。
そうだ、大國神社に行こう!!
初甲子祭は終わってたけど、大國(だいこく)神社に行ってきました。
ご祭神は、オオクニヌシノミコト(大国主命)
出雲大社(いずもおおやしろ)では、御祭神として、
「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」と呼ばれています。
目にはみえない神事(幽事)を司られる大神さまであり、
「しあわせの御縁を結ばれる神さま」として広く世に知られ、
神在祭(かみありさい)では、お集いになられた神々の会議、
神議(かみはかり)の主宰をおつとめになられます。
大黒天はもともとヒンドゥー教の破壊神で、青黒いお姿ですが、
日本では、大国主命と合体・習合され、五穀豊穣、福の神となっており、
一般的に「だいこくさま」と呼ばれます。
縁起物あれこれ
左下が、大國神社の絵馬。大黒さまの うちでのこづちが描かれています。
その上は、茨城県 酒列磯前神社(さかつらいそさき)の絵馬で亀。
その上の小さい絵馬は、大分県・宇佐神宮の絵馬、鳳凰。
右上は、氏神様である天神さまの絵馬。梅。
右下は、昨年11月25日に行った、山梨県 富士吉田市の、
北口本宮冨士浅間神社の縁起物の羽子板。
この神社は富士信仰の中心で、富士山吉田口登山道の起点。
さて、本日の音楽トリビアです。
唱歌「大黒さま」
「大こくさま」という表記もあります。
明治38年 尋常小学唱歌
作詞=石原和三郎
作曲=田村虎蔵
「古事記」に出てくる大国主命の神話をもとに作られたもの。
物語は、尋常小学読本にも記載されていました。
いわゆる「因幡の白兎」のお話です。
歌詞がでてきますが、ストーリーになっています。
とても残念なことですが、
だんだん、こういった唱歌が忘れられていく時代です。
ぜひ一度、聴いてみてください。
(1分59秒)
🎵✨本日もお読みいただきまして ありがとうございました🎵✨