【サッカー観戦記】2024.6.9 サンフレッチェ広島vsFC東京
湯田温泉から広島へ
宿泊した山口市の湯田温泉からバスと新幹線を乗り継いで、広島に着くとそこは土砂降りだった。この日の予定はデーゲームの広島カープ対千葉ロッテマリーンズを観て、ルヴァンカップのサンフレッチェ広島対FC東京を観るという事になっていた。マツダズームズームスタジアムの席は、屋根がかかっていないので、まずは合羽を探すことから始めた。
検索して行ってみた100均は、考えることが同じな仲間が漁った後だった。子供用が一つだけ残っていたので、これを買うことにした。合わせて大きなゴミ袋も買って、体に巻き付けるなり、持ち物をいれるために使おうとしていた。
土砂降りの中試合は少し遅らせて、始めるということになった。そのため、野球は5回終了時で帰るということにした。途中小降りになって、帰る頃にはほぼ止んでいたので、まぁ良かった。
エディオンピースウイングスタジアム
試合の前に腹ごしらえっということで、お好み焼きを食べに行った。シンプルなものということで「豚玉そば・イカ天トッピング」。イカ天抜きのお好みは考えられなくなっていた。特に今回はこの一回だけなので、堪能できてよかった。
エディオンピースウィングスタジアムは、今年からサンフレッチェ広島のホームスタジアムとして使用されることになった。リーグ戦ではチケットを取ることがかなり難しくなっていて、ルヴァンカップは見逃せない機会だった。というのも、ルヴァンカップは年間チケットの対象試合でなく、必ずチケットを買う必要があるので、全部の席が対象となる。結果としては今までほぼ満席だったが、この日は半分くらいの入場者だった。
スクエアでコンパクトな造りだけれど、コンコースは広くとられていて、物販の列があってもあまり気にならなかった。トイレも各階層にあるので、上に行くと空いているとのアナウンスもあった。
このスタジアムの一番の特徴は、アウェイ側にある巨大なヴィジョンかもしれない。そしてホームのゴール裏のサポーターの声を反響させる壁と屋根の作りが印象的だった。もっとも音響設備もかなり良くて、サンチェDJ のフェスイベントでは、ビートのきいた音楽の重低音がかなり響いていた。
試合内容としては、1stレグで木本が負傷しU23代表で主力の数人がいないFC東京には不利な状況だった。全体的に東京にはあまり良い場面がなく、サンフレッチェ広島の一方的な内容になっていた。
そもそもの目的が、新スタジアムに行くことだったので一応ミッションコンプリートということになった。是非ともリーグ戦のチケットを取って、フルハウスの声量を感じてみたいと思った。
雨もよほどの風でなければ座席には吹き込むことも無いようで、角度も見やすいしかなり良いスタジアムだと思う。チームショップは広島の物産館にもなっているので、お土産を買うにはもってこいの場所にもなっていた。
スタジアムを出て、市民球場のあった公園を抜けると、原爆ドームの前に出てくる。広島城もすぐ隣だし、ちょっとした観光なら席取りの後にもできると言っていた人がいた。広電やバスを使えば紙屋町や八丁堀の繁華街もすぐなので、試合後の一杯ももちろん可能。街中のスタジアムの威力を見せつけたいところ。
平和の名持つスタジアムで戦うも安らかなればできる日常/瑞野明青