【甲陽軍鑑】甲州・小荒間合戦
甲陽軍鑑品第二十一に書かれた合戦を紹介します
天文9年(1540年)、信濃国の村上義清は、甲斐国への侵攻を決意し、清野、高梨、井上、隅田ら4人の武将を先頭に、2,500余りの兵を率いて甲斐国小荒間に進軍しました。
小荒間は甲斐国への入り口として重要な地点でした。
2月18日、村上方の軍勢は小荒間周辺を焼き払いましたが、当時はまだ雪が深く、他国から来た軍勢は思うように動けませんでした。
武田晴信は、この状況を見逃さず、地元の人々に雪かきを命じ、急いで出陣しました。そして同