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ぼくらワールド解体新書

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不思議なつながりな世界
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#文明史

『ぼくらワールド解体新書』(12)人類誕生

『ぼくらワールド解体新書』(12)人類誕生

 ビッグバンによって生まれた放射線だらけの宇宙。そんな宇宙に地球は生まれ、ぼくらも生まれました。

地球が生まれてから、ぼくら人類につながる脊椎動物が誕生したのは、4億1600万年前〜3億5900万年前のデボン紀であると考えられています。

初期の海洋生物から魚類が生まれ、その魚類から水陸ともに生活圏としている両生類が誕生しました。

恐竜が絶滅した後、爬虫類よりも哺乳類が地球で栄えるようになりま

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『ぼくらワールド解体新書』(13)狩猟採集時代

『ぼくらワールド解体新書』(13)狩猟採集時代

約10万年前、アフリカを出て世界各地へ移動を開始したホモ・サピエンスはネアンデルタール人と出会いました。ネアンデルタール人は ホモ・サピエンスとは別に進化した人類種で、ぼくらとおなじように言語をあやつり、小型の打製石器をつくって狩猟採集しつつ暮らしていたと考えられています。ネアンデルタール人と出会ったホモ・サピエンスはネアンデルタール人とまじわり、混血しました。

その後、何が原因かはっきりはわか

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『ぼくらワールド解体新書』(14)農耕時代

『ぼくらワールド解体新書』(14)農耕時代

最終氷河期が終わってから、ヤンガードリアス期と呼ばれる小氷河期が地球にやってきました。紀元前9600年ごろにヤンガードリアス期が終わり、そのころから人類は農耕を始めました。

狩猟採集時代から農耕時代へ移るころには、移動しなくても狩猟採集にこまらない豊かな地域では、人々は定住生活をいとなんでいました。そこへ急激な気候変動がおこった影響で人類は農耕を始めたと考えられます。

紀元前9000年ごろから

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『ぼくらワールド解体新書』(16)交易とお金

『ぼくらワールド解体新書』(16)交易とお金

農耕技術が向上し、人口がふえ各地に都市国家や国ができると、いろいろな商品が都市と都市の間を行き来するようになりました。

都市と都市のあいだを商品を運びながらつないだのは、遊牧民です。遊牧民は家畜をつれて移動し生活をしています。遊牧民は都市の住人へミルクやチーズ、毛皮、家畜の肉などを提供し、都市の商人から穀物や布、銀や金、青銅、鉄などを含め商品を購入していました。こうしてまた家畜をつれて移動し、別

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『ぼくらワールド解体新書』(17)感染症

『ぼくらワールド解体新書』(17)感染症

冬になるとインフルエンザの予防に関する情報がテレビで流れます。そんなインフルエンザは感染症の一種です。感染症とは、多くの人にどんどん感染し、広がっていく病気のことです。そのため感染症にかかるのを防いだり、感染症にかかっても症状が軽くすむように予防接種がすすめられています。

先進国の多くは予防接種や上下水道の整備などがすすみ、感染症の発症はかなりおさえられているので目立ちませんが、紛争が長くなって

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『ぼくらワールド解体新書』(18)戦争ってなんだろう?

『ぼくらワールド解体新書』(18)戦争ってなんだろう?

戦争と聞くと軍隊と軍隊がマシンガンや戦車、戦闘機などで戦うイメージがあります。昔は槍や刀、弓矢などで戦っていたイメージですね。

戦争ってなんなんでしょうね?

古いことわざで「隣の芝は青く見える」という言葉があります。自分が持っていないものを友だちが持っていると、ああ良いなあ! って思う気持ちのことです。友だちのお母さんが優しいと、自分の母が鬼に見えるようなものでしょうか? 子どもの時に親に向か

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