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坊さん・・・ではなく、

それは大晦日のことでした

元旦早々から長くを空けることになるので、

子どもたちは唯一共通の宿題である「書き初め」を和室で行っておりました 

畳を汚されちゃいけないと、部屋一面に新聞紙を惜しむことなく敷き詰め、

「紙が無ければそこに練習しなさい」ってなくらいに厚く隅々まで …

しかし、やはり事件は起きてしまったのです

なんと、母のお気に入りの襖に、梵字のような墨が一点

誰(というか、どっち)? 聞きましても夢中で覚えておらず

母親は見なかったことにした 

幸い、父親はあまり和室へはいらっしゃらない

しかし、不運なことに父親、その夜に限って知らぬ間に和室へ⇒㏌ 

入浴中の母に、誰の仕業かと…怒鳴り込み

苦し紛れに母、「犯人は、坊さんです」と、応えた

が、苦肉の策に父親は「なんじゃそりゃ」と 

ですから、ぼーずが屏風に上手なぼーずの絵を

描きたかったんじゃないかと母は言いました 

「オレは襖の話をしてるんだ」といいつつ父、母に座布団3枚半くれました

犯人は、やっぱり、(誰か)さんではないかと思うのです

 

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