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【番外編】経済的自立マニュアル

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人からよくどうやって、資産運用して早期退職したのか?聞かれるので、仕事をするしないに関わらず、お金を気にせず生きていけるよう、経済的自立をどうやって実現したか、マニュアル形式で紹…
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経済的自立マニュアル「はじめに」

知り合いから「なんで早期退職できたのか?」と、よく聞かれるのですが、原則的には早期退職はしないほうがいいと思います。 というのも、少なくとも年間労働時間1,850時間、通勤時間入れれば、2,000時間前後の膨大な時間がヒマになるから。 果たしてこの膨大なヒマをあなたは何に費やすのでしょうか? 私は、どうしてもやりたいことがあったので、別に嫌いじゃなかった仕事を辞めたわけです(どうしてもやりたかったことは以下参照)。 52歳に仕事を辞めなければ1〜2億円の収入が懐に入っ

コロナショック以来の調整局面到来か?

米国雇用の予想外の悪化を契機にした今の全面安は、なんとかショックがコロナ以来到来したという感じです。なんとかショックは、株などのリスク資産のバーゲンセールなので、絶好の買い時なんですが、底値がどこになるのかが、いつも悩みどころです。 以下過去のなんとかショックの時の米国株・日本株の下落率をみてみましょう。現時点2024年8月5日時点の日経平均の下落率はー12%ぐらいなので、まだまだコロナショックのー15.7%には届いていません。 最悪の2007年世界金融危機の時は、日本株

【経済的自立マニュアル:1】人生は事業計画と同じ

私の考えでは、人生には企業と同じく事業経営計画が必要だと思っています。 つまり人生の事業計画です。 なので、事業計画を仕事でたしなんでいる人は、仕事とまったく同じ作業を自分の人生計画においても実践すればよい。 事業計画に縁がない人に対しては、どうやって作るか、私が実際に行ったことを、本マガジンで今後、紹介したいと思います。 「人生の事業計画」の概要は以下の通りです。 ⒈家族&自分が「やりたいこと」「やらなくてはいけないこと」の整理 ⒉「やりたいこと」「やらなくてはい

[経済的自立マニュアル:2】自由な私たちの「自由の行き先」

経済的自立をするにあたっての最初の問い 「自分が本当にやりたいことって何だろう」 については、4年前に哲学的観点から考えてみたことがありますので、その焼き直しとして以下、紹介します(以下4年前のnote)。 私たち日本や欧米などの先進国の国民は、国際政治でよく使用される概念「普遍的価値(※)」を共通の価値観として共有しています。 はてさて自由な私たち個人の「自由の行き先」について、哲学者竹田青嗣の「人間の未来ーヘーゲル哲学と現代資本主義」をベースに考えてみました。

【経済的自立マニュアル:3】年間支出の見える化

⒈自分の家計簿をつける私の場合、現役時代から毎日自分の家計簿をつけていたので、おおよそ年間どれぐらいの支出をするか、ずっと数字で把握していました。 家計簿をつけるからと言っても、その目的は自分がどのぐらい使っているか、その目安を知るためなので、会社の経理のように1円1円、帳簿と実際のお金の差額をチェックするなどは、行なっていませんし、おおよそが間違っていなければいいやという感じ。 あまりに真面目にやりすぎると、それだけに時間を費やしてしまって嫌になってしまい、そのうち、や

【経済的自立マニュアル:4】資産の見える化

経済的自立にあたっては、もしかしたら実は一番大事かもしれないのが「資産の見える化」です。 「年間支出の見える化」でもちょっと触れましたが、マネーフォワードMEを使えば、実は資産が一覧にして、いっぺんでわかるようになって、いっけん便利なようにも感じます。 が、マネーフォワードMEには「決定的な欠陥」があります。 マネーフォワードMEでは、実質的なポートフォリオ(株や債券など、金融商品別のシェアのこと)がわからないのです。 残念ながらマネーフォワードMEには、投資信託やE

【経済的自立マニュアル:5】将来の収支計画

私の場合は、資産保有者は私と妻の2人の名義。したがって、自分用と妻と自分用とを加算した家族用の「年次」のスケジュールを作成しますが、メインは「家族用」のスケジュールを作成します。 ⒈支出計画支出計画については、年次で作成します。マネーフォワードMEの家計簿に基づき、夫と妻の双方が年間どのくらい支出するのか複数年の平均値を算出して、その数値を元に、将来について年間単位でスケジュール化。 私たちの数字を公開するのは遠慮させていただき、ここでは総務省の2022年(令和4年) 家

【経済的自立マニュアル:6】無駄を減らして支出を減らす

できるだけ早く経済的自立を果たすためには、支出をできるだけ減らすことが必要です。1番はマネーフォワードMEで家計簿をつけて予実管理をすることがまず第一。 さらに自分の生活水準をできるだけ維持しつつ、支出を減らすため私が実践したことは以下の通りです。 ⒈保険をすべて解約する「保険」と名のつく金融商品ほど無駄なものはありません。私の場合、生命保険だけは、妻のための非課税枠500万円までの保険に加入。これ以外はすべて解約しました(ただし人によっては途中解約すると損する場合もある

【経済的自立マニュアル:7】人生にマッチした最適資産運用の方法

これで【経済的自立マニュアル】は、最終になると思います。 これまでのデフレ時代では、現金の価値は目減りしなかったので、前回紹介した将来の収支計画で不足金額がなければ、そのまま元本保証の普通預金・定期預金でOK。 ⒈インフレ時代は、高金利時代しかしこれからはインフレ時代で、将来にわたってどの程度のインフレになるか、はわかりませんが実は、一般的に「定期預金の金利は、インフレ率を上回る」ので、元本保証の定期預金でもOK。 以下の記事(古い記事ですが)で、投信評価会社イボットソ