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経済的自立マニュアル「はじめに」
知り合いから「なんで早期退職できたのか?」と、よく聞かれるのですが、原則的には早期退職はしないほうがいいと思います。
というのも、少なくとも年間労働時間1,850時間、通勤時間入れれば、2,000時間前後の膨大な時間がヒマになるから。
ちなみに1年間=24時間✖️365日=8,760時間(閏年は8,784時間)で、睡眠時間は世界平均1日7時間として2,555時間、差し引き6,250時間が私たちが起きている時間の年間総時間。その3分の1は仕事に費やしているのという計算。
果たしてこの膨大なヒマをあなたは何に費やすのでしょうか?
私は、どうしてもやりたいことがあったので、別に嫌いじゃなかった仕事を辞めたわけです(どうしてもやりたかったことは以下参照)。
52歳に仕事を辞めなければ1〜2億円の収入が懐に入った可能性があったわけで、私はまさに億円単位のお金をかけて、膨大なヒマの時間を買ったということ。
仕事辞めたい人は、ここで立ち止まって、本当にあなたは仕事を辞めてまで「本当にやりたいことがあるか」考えるべきではないか、と思います。
アーリーリタイアする目安としては「仕事している時間がもったいない」という状況になりそうだな、と思った場合にはじめてアーリーリタイアすべきでしょう。
そして何よりも問題なのは、特にメンバーシップ型の大企業や役所に勤務している場合は、重要なコミュニティの場を喪うことになります。これは本当に重要。人間は社会的動物(アリストテレス)なので、1人で生きていくことは困難な人が大半(もちろんそうでない人もいる)。
とはいえ、仕事をしていようが、していまいが、経済的自立をするに越したことはありません。
経済的自立をしていれば、仕事を続けたとしても、お金が必要だからといって嫌な仕事をする必要がなくなるからです。
つまり経済的自立をするということは、遊びだろうが仕事だろうが、
好きなことだけして生きていける
可能性が高くなる、ということなのです。まさに「自由」を満喫する人生を送ることができるのです(厳密には健康や家族の問題などもクリアする必要あり)。
したがって最も重要なのは経済的自立。
さて、私はどうやって経済的自立をしたのでしょう。次回以降マニュアル形式で紹介したいと思います。
*写真:エジプト航空とカイロ国際空港(2023年12月撮影)