外国人に難しい日本語9
定期的に発信している「外国人に難しい日本語シリーズ」。
今回は、外国人が日本語を学んでいるなかで、思わず挫折しそうになる日本語を集めてきました。
特に、漢字の読み方の難しさは漢字が苦手な人なら共感できる面も多いかと思います。
♦️前回の記事はコチラ⬇️♦️
漢字:作者の気持ち
悪夢 ナイトメア
恋歌 ラブレター
狙撃手 スナイパー
探偵 プライベート・アイ
15分 クウォーター
難波船 ロスト・シップ
追跡者 チェイサー
大人気アニメである名探偵コナン。
そのコナンの映画では、漢字で書いて英語で読むという作者の気持ちが反映されていることがよくある。
漢字:ネット用語
先ほどは作者の気持ちであったが、次は日本人がよく使うネット用語では
漢→おとこ
⇒サッカーではよく使います。
本気→マジ
惑星→ホシ
宇宙→そら
首領→ドン
本来の漢字の読み方とは別の読み方は日本人でも難しい。漢字って奥が深いですね。
日本語を勉強する外国人にとって、トドメを刺しにきている日本語の読み方とも言えるでしょう。
現地にはない料理
天津飯→天津(中国)にはない
(卵とあんかけのせた米)
トルコライス→トルコにはない
(長崎の名物のピラフ、パスタ、カツプレート)
ナポリタン→イタリアにはない
(ケチャップパスタ)
外国の地名を使っているのに発祥は日本というのが謎であり、奥が深い。
どれが正解ですか?
皆さんは、この写真にある食べ物を、何と呼びますか?
東京 →今川焼き
北海道→おやき
富山 →大判焼き
大阪 →回転焼き
兵庫 →御座候
広島 →二重焼き
山形 →あじまん
熊本 →蜂楽饅頭
ネット民→ベイクドモチョチョ
実は、この食べ物、地域によって呼び方がかなり変わっている。
他にも、上履き、絆創膏、豚汁、トウモロコシ、定規など地域によって呼ぶ名前がかなり違う。
これも外国人にとっては難易度高い日本語。
マグロの数え方🍣
泳いでいるマグロ →1匹
捕まったマグロ →1本
3枚に下ろした半身マグロ →1丁
半身を4つに切ったマグロ →1節
ブロックの形をしたマグロ →1塊
サクになったマグロ →1冊
刺身になったマグロ →1切れ
マグロのお寿司 →1貫
マグロの巻き寿司 →1本
これだけ呼び方の種類があると、なかなか大変…
読まない文字
『伊達』は『達』が『だて』
『伊』は読まない文字
『和泉』は『泉』が『いずみ』
『和』は読まない文字
『服部』は『服』が『はっとり』
『部』は読まない文字
日本語には音読みと訓読み、さらには促音「っ」、撥音「ん」があるのは有名な話だが、漢字には書いといて読まないこともある。
しっかり/きちんと/ちゃんと
「きちんと」は隅々まで細かく気が配れるという時に使う言葉。
きちんと掃除する
→細かく掃除する
きちんとした服装
→整っていて、だらしないところのない服装
「ちゃんと」は対面を保つ
ちゃんと掃除する
→他の人に見せても大丈夫なように掃除する
ちゃんとした服装
→その場に適した服装
「ちゃんと」は臨機応変という意味が含まれる。
「しっかり」は確実かつ正確で、信頼を置くことが出来ること。
やるべきことをしっかりした人
→滅茶滅茶信頼できる人
この違いはニュアンスの問題ではあるが、なかなか難しい。
今日は以上です。
最後まで読んで頂き有難う御座いました。
今後とも宜しくお願いします。
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