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【詩】自然光
今日もここへ
木漏れ日が落ちる
ありふれては溢れて響く
残光が水晶体で乱反射する
革新的な視点を持ちたい私は
古き良きを教え込まれた脳内で
あれも違うこれも違うと錯誤する
生き抜く方法は誰も知らない
自然に身につくものでもない
ゆらりとゆらりと取り止めなく
ただ漠然と風に吹かれるのが
次第に大切なことになって行く
そうすると呆然と佇むだけの生涯は
日に日に深みを増して消失へと向かう
そのままそのままで良いんだと
このままで良い事を悟る
わかったふりの会話は
時に真理を突く
下さいと乞う光景は
凄まじく 稲妻が走る
願いを言うと仄かに笑う
あなたは全てである
私は螺旋構造状に絡み付く
陰影を衝動的に引きちぎれば
良いとさえ思う程
思考回路系統が壊れていた
素晴らしいと思う
こんな日
今までにない
ただ面白いとしか
言葉では表現出来ない
はっきり言って
何がしたいのかはわからないけど