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いきものたちの詩


『いつか』


わたしを見て
あるものは恐怖を
あるものは嫌悪の情を覚えよう

だが

わたしもまた
美しい
愛おしい
あなたと同じように

そして

いつの日か誇らしく飛び立つのだ


『八月の光』


ある夏の朝

私は目覚める

身の内から湧き上がる力に強いられて

「さあ、急ぐのだ」
「ここからの時は、より速度を増してゆく」

もっと眠っていたいココロを制して
本能の声が私を突き動かす

生きよ!と


『生きる』


ズダボロの
わたし

でも

お天道様の元で
精一杯、咲いているよ

おまけ

百日紅闇の夢幻の鬼の聲

「鬼は哀しい生き物だ」竈門炭治郎

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