一つの運動メニューを考える中で①
みなさんこんにちは。
先日、アルバイトの4年生の先輩との最後のイベントが終わりました。
とっても寂しいですが、同時に今度は自分たちがもっともっと頑張らなくちゃ、と決意しました。
さて今日は、私が割と日常的に考えている
「簡単なスポーツ・トレーニングメニュー」
について、その作り方と考え方を改めて自分の中で整理しようと思います。
どこから始める?
早速メニューの作り方について見ていきますが、みなさんはまずメニューを作る、となったときにどこから考えますか?
時間
目的(身につけたい力)
人数感、対象
(楽しさ)
環境設定
指導者が誰か
このくらいがざっとあげられるかなと思います。
ちなみに私は場合によって変えています。
とにかくメニューを作り出したい時は、目的や楽しさから。
指導の際のメニューを考えるときは、対象や時間と目的を組み合わせて。
誰かのメニュー考案を手伝うときには、指導者や目的から。
という感じで、とにかくいろんな要素が混じり合っています。
ただ、ここで気づいていただきたいのは、私は全て
目的
を入れていることです。
なんで考える?
私は、ここを一番に考えます。
ただ、これだけが全てじゃないと思うので、こんな考えもあるんだということを頭に入れていてください。
結局、何らかの運動に対してのメニューを行う訳なので、それに対して意味のないメニューをしてしまっては、正直時間の無駄です。
もちろん人数感や環境、時間も考えながら設計していくことは必要ですが、そこだけに目が入ってしまうメニューだと、子どもたちでも自分で作り出せると思います。
実際に何の運動の際に、何を目的として行うのか。
最終的に子どもたちをどういう状態にしたいのか。
なぜそれを行うのか。
子どもたちの実態と目的地に合わせて進んでいくことが重要であると私は考えています。
発想のヒントは?
ということで、私は最終地点からの逆算で考えることが多いのですが、正直、そこからだけではなかなか子どもたちに響くメニューは作れません。
そこで私がヒントにしているのは、まずは超基礎メニュー+αです。
元々目的のある基礎のメニューに、楽しむ要素を加える形です。
例えば切り返しの動作を身につけたい場合、ただのコーンタッチを繰り返すだけではなく、宝集め形式でコーンをとって素早く戻る動作の中に切り返しを組み込むことで、楽しみながらその動作を身につけられます。
もう一つヒントにしていることがあります。
それはひたすらに楽しい遊びを考えることです。
当然、これまで述べたようにある程度の目的は持っています。
その上で、
この運動のこんな遊びって楽しいよな、をひたすら考えたり、
この遊びから目的の動作に結びつけられないか?を考えたり、
自分のやってた遊びから目的を持った運動に繋げられないか?を考えたり。
と、遊びから目的を探していることもあります。
ただし、これはしなければいけないメニューではなく自分の引き出しを考える中でのメニュー考案の際によく用いる手法であり、しなければいけないメニューを遊びから捻り出そうとすると、正直難しいです。
(たまに奇跡的に出てきますが。笑)
より良いメニューを作るために
と、ここまではどこから考え始めるか、目的を持つことがいかに重要か、どうやって発想に至るのかを書いてきました。
ただ、当然それだけでは良いメニューは作れません。
「良いメニュー」と言ってもその定義は人それぞれではあると思うので、ここでは私の定義として、
目的を達成することができ、誰もが飽きず、かつ意欲を持って、ときには楽しく挑戦することができるメニュー
と簡単に置いておきます。
それを達成するためには、前述したことに加えて、例えば
指導者自身が楽しむ
タイムマネジメント
対象一人ひとりの性格、レベルの理解
適切なレベル設定
挑戦意欲を掻き立てるようなレベルアップ設計
などなど、たくさんの要素が挙げられます。
今回は、目次にしている3つの要素を中心にお伝えさせていただきました。
元々続編にする予定はなかったのですが、次回は第二回として、レベル設定のところに少し触れてこのテーマを締めたいと思います。
それではまた!
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