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重度障がい者のやりきれない思いを形に。社会参加、障がい者と健常者をつなぎたい。複雑な想いをほどきながら足跡を残していく。ボランティアを力に、想いの実現へ。
第三章松の木福祉会
当時ボランティアや介護保険制度などなかったのでボランティアを集めるサークル活動から始めることにしました.
当時は重度障害者が表に出る機会などほとんどなく,家に閉じこもりがちだったので社会参加が遅れていたのも事実です。
そこで、私は社会参加を呼びかけていくためのボランティア集めから始めました。
昭和49年の3月下旬でした。
ボランティアを集めるために同級生のお兄さんに車に
この世に送り届けてくれた母へ。 「 ありがとう 」と叫びたい。
早いもんですね。
私が生まれこの世に生を受け早67年。
幼い頃から障害という二文字を背負い、
時には嫌な思いを受け、
時には涙を流し、
時には汗をかき送ってきた人生。
母の苦労を今ようやくわかる自分です。
私のために少なくとも母は67年間世話をかけ、
自分のために生きられず、
私の世話に明け暮れたそんな母のことを
亡くしてから痛いほど心を締め付けます。
今更のようにわがままだって