読書記録 『科学的な適職~4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方~』
こんにちは!
kodaiです!
今回は、読んだ本について共有し、感想を書きたいと思います。
「読んだ本」
『科学的な適職~4021の研究データが導き出す最高の職業の選び方~』
(著者:鈴木 祐さん)
印象深かった3か所について、内容の紹介をし、
私の所感を交えていきたいと思います。
【印象深かった3点】
①仕事への情熱は、自分が注いだリソースの量に比例する
上記内容を裏付けるのが、以下の研究結果。
(2014年にロイファナ大学が、多数の企業家に対して行った調査内容)
・今の仕事をどれだけ天職だと捉えているか
・仕事に投入している努力の量
。毎日どれだけワクワクしながら働けているか
【結果として、分かったこと】
・今の仕事に対する情熱の量は、前の週に注いだ努力の量に比例
・過去に注いできた努力の量が多くなるほど、現時点での情熱の量も増加
⇒初めから、その仕事を好きだった訳ではなく、何となく始め、努力を注ぎ込んでいく過程で、天職へと変わっていったとのこと。
簡単に言うと、
「情熱を持てる仕事」とは、この世のどこかでその人を待っている訳ではない。その仕事に情熱を持てるかどうかは、その人が人生で注いだリソースの量に左右されるとのこと。
⇒どんな仕事でも、天職となる可能性がある。
別の捉え方をすると、「仕事への情熱」とは、
「何となくやってたら楽しくなってきた」という感覚から始まる、穏やかなプロセスによるもの。。。
⇒「情熱は後からついてくる」ということです。
②意思決定における、将来をはっきり思い描く方法
読者の方々に共有させて頂きたいのが、次の方法です。
「10/10/10テスト」
(ジャーナリストの、スージー・ウェルチという方が開発した、意思決定のフレームワーク。)
やり方はとても簡単で、以下3点を考えるだけです。
今から行おうとしている意思決定をしたら、
①10分後は、どう感じるだろうか
②10ヵ月後は、どう感じるだろうか
③10年後は、どう感じるだろうか
上記3つの観点を基に、これからの判断について考察することで、
目先の感情だけで判断するより、
遥かに精度の高い判断を下せる確率が上がる。
(正直な意見)
キャリア選択において、多くの手法を活用することで、より良い判断を下せる確率は大幅に上がると思います。
しかし、キャリアの選択において、
絶対という指標は無いのが事実だと思います。
そこで、人生の参考となる、以下内容をご紹介させて頂きます。
③神戸大学大学院の、金井教授が提唱
「キャリア・ドリフト」という考え方。
①人生は予測不可能なイベントの連続であり、事前に計画どおりに進むことは少ない
②その為、自分のキャリアについては、事前に細かく決めておくよりも、大きな方向性だけを決めた方がよい
③一旦方向性を決めたら、あとは人生に起きた偶然や予期せぬ出来事に柔軟に対応しながらキャリアを積めばいい
⇒人生は予測できないのだから、下手にコントロールしようとするより、大きな方向性だけを決め、そこからは流れに身を委ねるのが最適、との考え方です。
【補足】
※スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授によると、
キャリアの8割は、思いがけない偶然で決まる、と推定しているとのこと。
上記を踏まえ、
⇒人生の節目においては、人生の計画、方向性について深く考える。
その後は、適職の幻を追いかけるのではなく、人生の流れに身を任せる。
これが、大切であるとのことです。
今回は、以上となります!
キャリアについて、少しでも読書の方々の参考になりましたら、幸いです!
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