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こどもの学校行きたくない。と栄養の関係
なぜ子どもが学校に行きたくなくなってしまうのか・・・
実際私の二人の子どもも学校に行きたくないと2か月前から言うように。
そして11月から完全に行かないわけではないけれど、行けない日のほうが圧倒的に多いという生活が始まりました。
娘は小学3年生。息子は小学1年生。
もともと学校は嫌いではないけど、特別好きという感じでもない二人ではあります。
なので、嫌なことがあるとすぐに学校へ行きたくない・・・
ということの多い二人です。
始まりは娘から。お腹の調子が悪いから学校の給食を食べるのが辛い。なので、給食をあまり食べられないうえ、お腹の空いた状態で午後の授業がとても辛いとのことでした。学校の帰りも大して食べていないのでフラフラする。そのため、もう学校事態いやだ。というのが当初の理由でした。
息子にも、姉の状態を説明し、しばらく休むことになると思うがすぐ元気になるから、そしたらまた一緒に行けるからね。と説明はしたものの、その時は納得しましたが、やはりつられるように学校行きたくないとなり、休むことになりました。
娘は心当たりがあり、お腹の調子が悪い原因が、抗生物質を一週間ほど服用したことによるものかな?と思いました。
今年の8月にマイコプラズマ肺炎にかかり、なかなか治らず、抗生剤の服用が長引いてしまったのです。
私は栄養学を学んでいるので、抗生物質による身体への影響はよく分かっていました。しかし、だからといって、抗生物質は絶対に飲んではだめ!と言うわけではありませんし、必要であれば飲まなくてはいけないこともあります。今回のマイコプラズマ肺炎においては悩んだあげく、飲む必要があると判断したのです。
そのあとからお腹の調子があまり良くなくり、食が細くなったよにも思います。そして、本人からもお腹が痛い気がする。なんか気持ち悪い。と言った言葉が増えるようになりました。最後は両太ももに蕁麻疹が出るようになってしまった為、学校をお休みさせることにしたのです。
この抗生物質、皆さんもあまり飲ませないほうがいいとか、そんな情報を聞いたりすることがあるかと思いますが、この抗生剤、なにが悪いかというと、悪い菌だけでなく、腸内細菌の善玉菌などの良い菌まで殺してしまうのです。
これが体調やメンタルを不調にさせてしまう原因の1つなのです。
ですが、術後や、今回のような細菌(マイコプラズマ肺炎)を退治するために抗生物質を使用しなければいけない場面はありますよね。これは、飲みたくなくても医師の指示にしたがい飲む必要がある場面だと思います。
ですが、飲む必要のない時もあります。
それは、ただの風邪です。
抗生物質は、細菌には効果がありますが、ウィルスには効果がありません。
これは飲む必要がない。飲んでも意味がないのです。
また、中耳炎を繰り返すお子さんも注意が必要です。
中耳炎を繰り返すことで抗生剤の服用する回数は増えます。
この場合、中耳炎を繰り返えさせないことが重要です。
うちの息子も中耳炎を繰り返してしまう子でした。なので、そのたび抗生物質を使用していましたが、この事実を知ってからは、中耳炎にならないようできる限りの対策はしました。もちろん、それでもなってしまった場合は仕方ありません。
ですが、お医者さんによっては、ただの風邪でも抗生物質を処方するところがあります。これが問題なのです。
飲む必要のない場面で、抗生物質を服用し、腸内環境を乱す。
これでは身体は強くなっていきません。むしろ、免疫力も落ちてしまいます。
腸内環境が乱れている間はせっかく摂った栄養素もちゃんと身体に吸収されて行かないのです。
そのため腸の不調は様々な身体の不調の原因になってしまいます。例えば、
・慢性疲労
・うつ
・肥満
・アレルギー
・下痢や便秘を繰り返す
・集中力の低下
・イライラする
・生理不順や生理痛(PMS)
・花粉症
・喘息
などなど。
なので腸内環境を整えることはとっても重要なことなのです。
私は今回の娘の学校へ行きたくない・・・は腸内環境の乱れから始まり、脳内神経伝達物質の材料である、タンパク質やビタミンB群や鉄などの栄養素がしっかりと吸収されないために起きた不調と考えています。
なので、これらが十分に体に吸収されるようになってくることで自然と学校え行くようになると考えています。
もちろんそれだけではなく、学校で嫌なこともあったことが重なったことが原因かもしれません。それでも、栄養の力がメンタルを上げてくれるのは確かです。
小さなことには気にしない強い心も育っていってくれると思っています。
いずれにせよ、腸内環境を整えたうえで、しっかり食事を摂ることで学校へ行けるようになると思っています。
栄養はこのくらの量をとればOKというようなみんなに当てはまる同じ数字はないのです。
皆さん体質や体調の程度は違います。そのため、その人に必要な栄養素や量も違ってきます。
なので、回復のスピードには個人差は出てきますが、栄養の力が不調を治していくとということは、私は経験的に自信をもって言えます。
“You are what you eat.”「あなたはあなたの食べたものでできている」
これは英語圏でのことわざのようです。日本でもこの言葉はよく聞きます。まさしくその通りだと思います。