読書記録 「 ストーリーが世界を滅ぼす 」
題:ストーリーが世界を滅ぼす
著:ジョナサン・ゴットシャル
出:東洋経済
年:2022年8月
1.ストーリテリングという闇の芸術
→プロバガンダ、宗教、扇動
→隠れた洗脳、ストーリーに入り込むゲームと現実
→プラトンの提言
→物語は大規模に人間の行動に影響を与えコントロールする主要な手段である
→芸術は感染症
→ストーリーランド大戦
→陰謀物語
→物語としての完成度
→ネガティビティ・バイアス
→ネガティブに敏感である
→社会活動化はもっと物語を
2.ニュースなどない、あるのはドラマのみ
→難解芸術文学:フィネガンズ・ウェイク
→ハッピーエンドの苦しみ
→物事が悪化の一途を辿った末、最後の瞬間に好転する
→対立や騒動を扱わないと商売にならない
→ニュースはネガティブ
→世界はよくなっているのに
→順調な物語は出来が悪い
→人は物語を求める、物語は問題を求める、問題はそれを起こした悪者を求める
→ご都合主義
→道徳という強い重力
→共感性発生機
→ハリーポッターを読むと寛容さが上がる
→強い憎しみ、強い愛
→報復ファンタジー
→道徳が効くのは余裕があるから
3.虚構対現実
→人間の世界は物語でできている
→ハイダージンメルに見る物語の受け取り方の違い
→不自由意志
→自分で発見したことはなにひとつない
→牛耳るマスコミ
→虚構のアメリカ大統領:でかメガホン
→「アメリカをふたたび偉大な国に」
→現実の終わり
→工夫を凝らした集団プロセス
→ディープフェイク
→虚構が幸せなマトリックス
キーワード
洞窟から発見された1万5000年前の象、物語は人類に不可欠な毒、物語を語る動物、誰よりも私たち自身を信じるな、プラトンの警告、
ハイダーとジンメル
物語はそれぞれが勝手につくる、が、パターンに集約される
物語を聞かせてくれ
この狂気の世紀、今この時に
物語を聞かせてくれ
プラトンが変えたかったのは目の前にある世界だった
物語をどうか、世界に