デザイン&グラレコのお仕事2019【新規アプリ開発と見える化教育】
DeNAでデザイナーとして働きながら個人でグラフィックレコーディング(グラレコ)を活かした見える化活動をしてるわなみんです。今日は2020年大晦日ですが、2018年編の続きで活動記録2019年編をまとめてみました。5000字近くなってしまいましたので2020年編はまた別で書きます。
2019年のまとめ
新規アプリを開発してリリースできた📱
コーセー様との共同開発でヘルスケアビューティー新規アプリをデザイン、リリースしました。私は新規サービス開発をしたくてDeNAに入社したんですが、今回含め3つの新規サービス創造に挑戦できました。その内1サービスは5周年迎えられそうで嬉しいです。
2014年に5年計画をした「サービスデザイン」と「グラフィックレコーディング」の二足の草鞋に挑戦し続けやりたいことを色々できたのはありがたいです。
2014年の当時広告グラフィックデザイナーだった私は転職活動中に5年計画を立てたので迷った時はいつもこのメモを見返してました▶︎
「教育×見える化」のさらなる挑戦ができた🏫
「国立研究開発法人 科学技術振興機構ジュニアドクター育成塾」でのコミュニケーションデザイン授業講師や「新宿区落合第六小学校おえかきシンキング授業」や「1日DeNA学校」など、教育×見える化に2018年からさらに踏み込めた1年でした。
伝え合うための種を残せた🌱
共創型サービスデザイン会社グラグリッド様のお仕事としてAnimeJapan 2019でのNetflixさまのブースで声優の皆さんのグラレコをさせていただり、当時の経産省大臣始め多種多様な人が話す場でのipadグラレコなど対話の種作りに挑戦できました。会社でも事業代表者が集まる議会のファシリテーショングラフィックなど多くの挑戦ができました。
アドベントカレンダー2020のご紹介
このnote記事は2019年の活動記録になるのですが、実はグラレコのアドベントカレンダー2020の記事として書いてます。他のグラフィッカーの方の記事も面白いのでぜひ読んでみてください。
2019年活動一覧(公開できるもののみ)
1. サービスのデザイン
化粧品を中心とする美の創造企業であるコーセー様との共同開発によるアプリをデザインしてリリースしました。企画提案、インタビュー、アンケートワークショップ設計、ファシリテーション、情報設計、サービス設計、ワイヤー、UI、ロゴ、イラストなど0→1のデザイン体験をできました。また、恐れ多くもデザイナー育成にも挑戦して逆にたくさん学びを得ました。少しでも空き時間があればデパコスや多くの売り場に行き観察したり、実際たくさんの美容サービスを体験してみたり知らない世界を研究するのは楽しい時間でした。
※2020年12月現在サービスクローズしています
2. グラフィックレコーディング活動
🖍「AnimeJapan 2019」Netflix様 グラフィックレコーディング
株式会社グラグリッド様からお仕事をいただきましてAnimeJapan2019にて世界最大級の動画配信サービスを提供しているNetflix様のアニメブースのグラフィックレコーディングを担当しました。Twitterの生放送映像にも投影されたので当時緊張しました。
私は「斉木楠雄のΨ難」というアニメ作品の声優様の登壇などを描かせていただきました。このアニメはシーズン1からずっと観続けていた上、声優の神谷浩史さんは子どもの頃に好きだったアニメ「さよなら絶望先生」というアニメの主役声優をされていた方でしたのでこのようなお仕事で対話をリアルタイムに描かせていただくなんて夢のようでした。グラグリッドの皆様、ありがとうございました。
🖍働き方を考えるカンファレンス2019 グラフィックレコーディング
当時の経産省大臣の対話講演や日本型雇用をひも解くパネルディスカッションをiPadグラレコしました。巨大スクリーンに投影されながらなのは緊張しましたが紙とまた違って登壇者の方にも影響がありリアル相互に関われたのが新しい挑戦でした。
🖍Designship2019 グラフィックレコーディング
初めてブラックボードにポスカなどでグラフィックレコーディングしました。いつもの白い紙と異なりインパクトと視認性含めさまざまな描き方の工夫ができて面白かったです。
🖍TechCon2019 パネルディスカッショングラレコ
自社で2015年からずっと続いているエンジニア向けカンファレンスで2019年もグラレコしました。DeNAにはKagglerと呼ばれるKaggleというコンペに挑戦されている機械学習エンジニアさん、スデータサイエンティストさんがたくさんいらっしゃるのですがその方々のリアルな声を可視化しました。
🖍株式会社グラグリッド様イベントのiPadグラレコ
🖍Code for Tokyo & 品川区のワークショップ成果発表会グラフィックレコーディング
🖍宣伝会議サミット@大阪2019 グラフィックレコーディング
3. コミュニケーションデザインの授業
🏫DeNA1日学校
小学生向けに1日でエンジニアに必要なスキルを伝えるというイベントを実施しました。研究や開発に必ず必要になってくるコミュニケーションや対話に可視化をいかに活用するかというコミュニケーションデザインのワークショップ授業をさせていただきました。
🏫明治大学情報コミュニケーション学部「造形表現論」グラフィックレコーディング授業
明治大学情報コミュニケーション学部兼任講師の木村先生にお声がけいただき4年目となる授業を実施しました。 インフォグラフィックを教える授業の中でいかに活用してもらえるかを考えワークを毎年少し変えてます。
🏫新宿区落合第六小学校×グラグリッド「おえかきシンキング」
株式会社グラグリッド様のパートナーとして小学校でのグラレコを始めとした可視化を取り入れた特別授業を一年通して実施し私もファシリテーターとして参加させていただきました。2020年〜2021年は「ノート学」の授業もしたのでその記録もまた書きます。
🏫文科省ジュニアドクター育成塾2019
愛媛大学さんのお声がけ似て2018年の授業に続いて2019年も講師として小中学生向けにコミュニケーションデザインの授業を実施しました。プロフォトグラファー逢坂 憲吾さんが本当に素敵な写真をたくさん撮ってくださったのですが、まだそれに見合った文章が書けてないのでしっかり写真と学びをまとめていきたいです。
2018年のジュニアドクター育成塾の授業を受けてくれた生徒さんがその後も可視化の技術を活かしてくれていることを知れたのもとても嬉しい出来事でした。
🏫武蔵野美術大学公開講座 グラフィックレコーディング
「クリエイティブを学ぶ!~デザイン、アートの力って?」をテーマに行われた公開講座にてグラフィックレコーディングを活用した振り返りをさせていただきました。
長谷川愛さんのスペキュラティブデザインのお話や、『役に立つ』から『意味がある』へのシフトを学ぶ山口周さんの講演も面白かったです。
🏫DeNAファシリテーショングラフィック社内勉強会
事業設計などにおいてファシリテーションの力が求められることも多いので、可視化技術を取り入れたファシリテーションのワークショップを実施しました。正確性ではなくみんなが考えていることをその場に残して目に見えるようにすることによってそこから目を逸らさずに議論できる良さを伝えました。基本的に図や絵などにすると情報量が落ちるのでわかりにくくはなるのですが、その分話したいことにフォーカスできたり本質部分を問えたりするのが実践していて面白い部分です。
4. 登壇&インタビュー関連
🎤品川区中原児童センター中高生ライフデザイン講座
地域の子ども向けにキャリアデザインの講演をしてきました。中高生は受験や部活などさまざまな活動をしているからこその悩みも多く直接議論できて面白かったです。
🎤日経doors様インタビュー記事
日経様のメディアにデザイナーやグラレコなどのスキル活用のキャリアデザインのお話をしました。子供時代のお話などもしているので少し恥ずかしいですが本当にいつも人に恵まれていてラッキーだなあと改めて思います。
🎤五反田計画様メディア、インタビュー記事
元々サービスが終了されたHRナビに記載されていたこちらの記事を五反田計画様のメディアに転載していただけることになりました。
「日本進化論」書籍にグラレコを記載していただきました🙏
2018年に平成最後の夏期講習というイベントで描いたグラレコが落合陽一さんの著書に記載いただけました。ありがとうございます。
5. スケッチノート
📝『Service Design Impact Report: Health Sector 日本語版』発行記念イベント ヘルスケア×デザインの最新グローバル事例
📝UI Crunch #14 スマートフォンを超えた体験を創る。導くUI
6. その他の活動あれこれ
🌸デザイン体操ワークショップ
フィールドワークのワークショップをやってみたのでその記録をnoteに描きました。
フロントエンドエンジニアさん向けのイベントで毎回テックボードを作ってるのですが2019年も色々と描きました。
🎷クロノ・トリガーのオーケストラ
大好きなゲームのオーケストラを聴きに行ったら、そのマニアックな完成度に感動したのでイラスト説明と記事にまとめてみたりもしました。
📅アドベントカレンダーを作ってみた
2017年から4年目となるグラレコ のアドベントカレンダーは毎回すぐ埋まって第二弾を用意する事になるのも嬉しいところです。毎年記事からグラフィッカーの方々のさまざまな想いや葛藤や活動が体験できるのが楽しいですし、ありがたいです。以下は2019年に立てたカレンダーです。
7. 2019年のまとめ
2018年のまとめ記事の中でTRYに書いた「いま仕事で新しいデザインのチャレンジが出来ているので、まずはやり切る」がやり切れたのがまず嬉しい2019年でした。
1日に会議10個入る日とかもあり余裕ない日々でもありましたが、その中でもお花見したり、軽音部で合宿行ったり、陶芸したり活版印刷DIYしたりベリーペイントさせてもらったり、海外旅行に行ったり、2020年も終わる今から思い返すと人と直接会えて楽しい2019年でした。
2019年の自分はまさか2020年に東京オリンピックはやらず、以下のような驚く日常が待ってるとは思ってもいませんでした。
🌀2020年あったあれこれ
・2020年3月以降に出社したのは10ヶ月中2日間。フルリモート勤務になり、ほぼ人に会わない日常に。チームメンバー全員リアルで会った事ない中、新たな事業へ異動。
・子宮頸がん検査に引っ掛かり精密検査をする中、毎日のように死と自分に残された時間を考える。体調不良が続き執筆が滞りグラフィックレコーディングのデジタル本の出版のお話が難しくなってしまった。せっかくお声がけいただいてたにも関わらず、すみません…。
・ビジュアルファシリテーションチームBRUSH解散。引越し二回する。仕事も日常も0からのスタートとなるも、先が見えないからこそ今に集中するようになれた。大好きなサービスのデザイン開発副業を始めたり、大学非常勤講師やることが決まったりと嬉しいこともあった。
最後に
2019年2020年もデザイナーとして、グラフィックレコーディングなどの情報デザインを探究する身としていろんな人に助けていただきながら面白い発見があり楽しい日々でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。
2021年もよろしくお願いいたします🙏
最後まで読んでいただきありがとうございます!グラレコを活用した「見える化」教育活動をしているのでよかったら他の記事も読んでもらえたら嬉しいです🙏