【30秒で理解できるクリシン!】超危険!カモられる女性たち with 極潤Lover~自然原因+もっともらしい原因という罠~
いつもお読みいただきありがとうございます。
今日は前後論法、そのうちの自然原因についてお話します。
前後論法とは
因果関係の一種で、何かが原因で、こう変わったという変化を表すものです。
「You tuberの推しているクリームを使ったから、(使用前より)シワが減った」というような広告と共に、Before・Afterの写真が並べられているような広告は前後論法の一種です。
前後論法的な商法には、同時変化と自然変化というものがあります。
これらのうち、自然変化の方がずっとやっかいです。
同時変化と自然変化
同時変化とは
同時変化とは、原因となるもの(先ほどの話でいうYou tuberの推しているクリーム)により、急激に変化することをいいます。
自然変化とは
一方、自然変化はじわじわとゆっくり変わっていくことを指す。つまり、「時間の経過に伴う変化」のことを指します。
世の中には、時間をかけて、ごく自然な成り行きで変化するものが結構あります。
・季節が「あ、だんだん寒くなってきた」と思う
・食べ物を冷蔵庫で放置していると、だんだん傷んでくる
・昭和と比べて、現代の人々の暮らしが変わっている
この自然変化、注意しないと非常に危険です。
超危険!自然変化+もっともらしい原因
前述の通り、自然的に変化していく要因があるにも関わらず、同時変化より思い込みをかけてしまうリスクがあります。
目につきやすい、いかにももっともらしい出来事がある場合に、それがおきます。
身近な例を挙げてみます。特に女性の方々はご注意!
私の肌は、日焼けすると真っ赤に腫れるくらい敏感で、かつ年中乾燥している性質です。
大学まで野球部だったのですが、大学から日焼け止めは必ず塗ってましたし、乾燥対策のため「極潤」の化粧水・乳液でべたべたにしていました。
この結果、周囲の同年代の男性よりは見た目も肌も若いようです。
これを、"極潤"のおかげと評価して、極潤を使い始めたという女友達が結構います…笑
しかしながら、考えてもみてください。
我々の世代はまだ男性がスキンケアをするのは普通ではなく、少し女性的な印象をもたれる時代でした。
野球部の時に日焼け止めを使っていたら、かなり笑われました。
そんな中で、10年もの期間、毎日化粧水・乳液を使っている私と、そうでない男性陣。
こんなの、どんな化粧品でも当然差がつくでしょう。
ですが、長年「極潤」を使っている私の肌の経過をみて、もしくは自分達の肌の状態と比較して、「極潤」がスキンケアに最適だ!と判断し購入してしまいます。
自然原因でカモられないためにすべきこと
先ほどの極潤の例のように、自然原因+もっともらしい原因があれば、人は「背後にある、目につきにくい自然進行する変化」を忘れてしまい、もっともらしい原因の方に注目します。
こうならないためには、珍しいことや目につきやすいことに気を取られず、「時間が経過したら普通にこうなるのでは?」という視点を持つことが重要です。
今回のように極潤でなくとも肌が他と比べて若いだろう事象に対し、極潤を使っていたことにより、「極潤=肌を若くたもてる」という思い込みをします。
そんな時に、いや、そりゃ毎日塗ってりゃ周りよりキレイなのは当然じゃないのか?と疑ってみることが重要です。
特に、広告などでは、売り手にとって好都合です。
なぜなら、ライフタイムバリューが上がります(要はリピートにより長く使ってもらえる)。
15年私が極潤を使ったのであれば、女性たちは15年は続けることになります。
また、同時原因と比較して即効性を求められません。
したがって、10年後に思ったような変化がこなくても、クレームになることはないのです。
ちなみに、この時は「普通に考えたら年齢も取ってるし、仕方ないかぁ。。」などと、自然原因を意識します。
「むしろ極潤がなければもっと老いていただろう」と、自然原因を理由に諦めます。
まぁ、「極潤のせいで老いを食い止められなかった!」などと言っても、勝ち目ないですからね。
このように、時間の経過と共に変化するものについては、目の前の原因となる事象があったとしても、それに振り回されずに慎重に判断することが重要です。
ちなみに、私は極潤、マジですごい商品だと思っています。肌ラボさんから広告の話こないかな~
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