山遊びと防災 〜生活インフラの復旧 水道編〜
こんにちは。グランドデザインのプロデューサーをしています藤原です。
前回のnoteでは、僕の趣味『山遊び』を通じて『防災』につなげようというお話をしました。今回からは『山遊びと防災』実践編ということで僕がこれは使えると思うアウトドアギア=防災道具を紹介していきます。アウトドアライフの嗜みに『防災』という意識が少しでも植え付けられれば嬉しいですし、アウトドアは縁遠いけど防災には興味がありますという方の一助になれば幸いです。
停電してしまったら? 水道が止まってしまったら? ガスが止まってしまったら?皆さんはどうしますか。対応できる準備はありますか。
という話を前回のnoteではしましたが、
「電気・ガス・水道」の生活インフラが止まるとどうなるか、考えてみましたでしょうか。防災リテラシーのない方は思考停止してしまうかもしれませんね。これらに適応するアウトドアギアがあって、使い方を知っていれば、これらを即座に復旧することが出来るのです。
さて、今回は「水」にフォーカスを当ててみようと思います。
みなさんはご自宅に「水」の備えは万全でしょうか。
都心の一般家庭では2リットルのお水をケースで買いおきしてあるとか、防災意識の高いおウチでは災害備蓄用の「保存水」を準備しているかもしれません。 では、どのくらいの量を用意してれば良いのか知っていますか。
これは首相官邸のホームページでも呼びかけてますが 飲料水3日分(1人1日3リットルが目安) と言われており、 大規模災害発生時には、「1週間分」の備蓄が望ましいとされています。 この飲料水とは別に、顔や身体を洗ったり、トイレを流したりするための生活用水も必要です。 『日頃から、水道水を入れたポリタンクを用意する、お風呂の水をいつも張っておく、などの備えをしておきましょう。』 と謳われています。
なるほど。それでは飲料水1人あたり1日3リットルを4人家族にあてて計算してみましょう。
1人あたり1日3リットル×4人家族×3日分=36リットル
となります。 2リットルのペットボトルだと18本必要になります。 当たり前ですが、5日分で60リットル、7日分で84リットルにもなります。 どの程度の災害規模にあわせて防災するかですが、このnoteでは避難を前提とした大規模災害時の防災に着目して話を進めます。
7日分で84リットル・・・
全くもって途方も無い数字です。1人分にしたって28リットルです!
これでは重過ぎて持てませんね。避難どころではありません。
もちろん、飲料水だけ持って避難するわけにもいきませんので、非常食や調理する火器だったり、懐中電灯とか、ろうそくだとかの灯りも 必要ですし。ティッシュとかトイレットペーパーだってあったほうがいい。
この「水が重たくて持てない問題」を見事に解決してくれるアウトドアギアがあります。
山遊びが好きなキャンプとか登山とかやってる人にはお馴染みのデキる子たちをご紹介します。
まずは、携帯浄水ボトルSeychell(セイシェル)。
除去率99.78%の超高性能濾過ボトル。
続いて 超軽量ボトルplatypus(プラティパス)です。
携帯性と利便性を兼ね備えたボトル。小さいサイズ〜大容量まで色々。
セイシェルは放射性成分を含むセシウムまで濾過できちゃうスゴイ浄水ボトル。 プラティパスは超軽量、超コンパクトな水筒で、従来のプラスチック水筒の20%の重量を実現しています。
この携帯性と軽量性のパフォーマンスが防災の強い味方になってくれます。
セイシェルは130g、20g程度になります。 4人家族分を用意しても1kgにすら達しません。しかも1日2リットル濾過しても約200日分の浄水が可能です。
防災は万が一の備えです。
いかに早く避難するかが重要です。何十kgにもなる水を背負っては逃げれません。ご紹介したギアは赤十字やNATO、米軍などにも採用されているお墨付きの優れもの。ハイスペックですので多少お高くはありますが、万が一の時にハイパフォーマンスで返してくれます。この機会にぜひ手に入れてみてください。
最後に簡単なデモを。
0.5リットルサイズでわずか18グラム。折りたたむと見事にコンパクト。
では、何がスゴイかを実演してみる。
セイシェルのフタを開けるとこんな感じに濾過フィルターになってます。
で、本当はやっちゃダメだけど泥水つくって効果のほどを。 (泥水はフィルターの目詰まりの原因になるので推奨されてません)
こんな感じに泥水でもスーパーきれいな飲料水のできあがり。 容量が600mlのセイシェルで泥水からおよそ500mlの浄水です。(浄水量は原水により異なります)
これさえあれば、お父さんが激重のお水を背負って避難するなんてことはなくなるかもですね。雨水でも川の水でも(海水はダメ)生活用水でも飲料水にできちゃう優れものなんです。 もちろん、ペットボトルの保存水をやめて全部コレにしましょうってことではないですよ。 水は生きるうえで必要なもの、 適材適所の物選びをすることで防災力が上がるのかなと思います。
備えあれば憂いなし。
まずは騙されたと思ってお試しあれ。
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