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停電!でも大丈夫。非常時に役立つ防災グッズ5選

皆さん『防災』してますか?山遊びと防災を実践している藤原です。
前回のnoteでは、電気・ガス・水道の生活インフラが止まるとことを想定し、『水道の復旧』をテーマに使えるギアの紹介を交えて書きました。

今回の山遊びと防災、生活インフラ復旧第2弾。
「電気」がテーマです。

地震や台風など災害時に突然やってくる停電。停電が起きると生活はどうなるのでしょう。テレビやラジオも使えないので自分たち以外の世間がどのような状況かもわからない『情報収集手段の遮断』が起きます。スマホも充電切れになりますので『通信手段の遮断』がやってきます。エアコンも冷蔵庫も電子レンジといった電化製品が当たり前のように使えなくなる他に、お湯が沸かせないとかトイレの水が流れないとか意外なものが電気で動いていたことに気づくかもしれません。

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さて、皆さんの防災道具で「電気」とは何を常備していますでしょうか?多くの人は「懐中電灯」と答えると思います。最近の山遊びでキャンプをやられる方は「ランタン」をお持ちの方も多いのではないでしょうか。最近ではインテリアとしてもかわいいので生活雑貨のセレクトショップなどでも取り扱いがあり、 山遊びをやらない方でも持っている方、知っている方は多いのではないでしょうか。この「ランタン」は石油系燃料のホワイトガソリンや、蝋燭を液体化させたパラフィンオイルを燃料として、暗い森の中で優しい炎を灯し、日頃のメールやチャット、ビデオ会議といったデジタル社会の喧騒から癒しと解放を与えてくれますね。

しかし、ランタンを防災道具として考えた場合はどうでしょう。
サイズは大きく持ち運びしにくい、燃料も簡単に手に入るものではなく、光量が少なく明るさも小さい。といったキャンプ時のストロングポイントが丸っとひっくり返りウィークポイントになってしまいます。

アウトドアギアは外でのあらゆる環境下での使用を想定していますので、ルーメン(光の量の単位)、照射距離、IPX(防水力)がポイントになります。この3つは『防災』にもとても役立つので覚えておいてください。すべて数字が大きければ大きいほど強いです。それでは、

防災目線で「電気」を考えた場合のオススメギアを紹介していきます。

1.LEDランタン

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LEDランタンは部屋(空間)全体を照らす明かりとして使用します。基本電球なので、火を灯す燃料系のランタンに比べると色温度が高いです。蛍光灯ぽい明かりなので、山の中では興醒めするので敬遠されがち。しかし最近ではLEDでも色温度の低いローソクの火を再現するものや、スイッチひとつで色温度を変更できるものも多くあります。用意する明かりの数は任意ですが、防災用と考えると3〜4人家族でメインライト1〜2個、サブのテーブルライト2〜3個もあれば十分です。

GENTOS(メインライト)
ジェントスはLEDランタンの中でも比較的リーズナブルだが、450ルーメンと十分な明るさを確保してくれる。そして強固なつくりなので、岩場や雨などタフな状況で使ったり、多少乱暴に扱ったりしてもへっちゃら。色温度も白色〜昼白色〜暖色と調色可能です。ローコスト、ハイパフォーマンス。小型のタイプを選びましょう。防災道具としては、大は小を兼ねません。



mont-bell コンパクトランタン(テーブルライト)
より軽さを求めるなら山岳メーカーのこちら。明るさは最大210ルーメンとジェントスの半分以下となりますが暗闇で使うことを考えれば十分。ジェントスと比べると少し心許ないが、かつてのBlack Diamondのオービットを彷彿とさせるスタイリッシュなデザインでカッコよさを求めるならこれでしょ。


2.ヘッドランプ

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ヘッドライトは頭につけて目線の対象物を照らしたり、首にぶら下げて手元を照らし作業用の光源として使用します。基本一人1つあると良いですね。

BlackDiamond スポット325(短距離 手元ライト)
ヘッドライトのベストセラー。325ルーメンでこの安さはひと昔前では考えられないです。


3.懐中電灯

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OLIGHT(中〜長距離ライト)
驚異の2100ルーメン、照射距離600mを誇ります。災害時にはこの照射率を活かし、SOSとしての生存確認と自分の位置を救助者や救助ヘリに知らせるなど大変役立ちます。一家に1つで良いと思います。

ここまでLEDランタンとヘッドランプ、懐中電灯はすべて電池式を紹介しました。停電となった災害時に充電式を使ってしまうと電力を補充するのがとても大変だからです。充電式では万が一に対応できなくなる恐れがあるので、電池式がオススメです。また電池は石油燃料とは違い、コンビニやドラッグストア、スーパーなど、どこでも簡単に手に入ることもポイントです。電池の備蓄を忘れてたということにならないよう常に多めに備えておきましょう。また電池式あるあるで、電源はOFFってあるけど電池が入れっぱなし。これ、少しずつ電池消耗していて、いざ!という時につかないなんてことがあります。補完時は電池を抜いておくか、プラスマイナスを逆さまにして保管しておくといいです。

と、電池頼みだけでも危険ですので防災道具としても活用できる充電式を最後にご紹介します。


4.ソーラーパフ(自家発電ライト)

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ソーラーパフは登山者やキャンパーの間で活用されている、太陽光充電式ソーラーLEDランタンです。ソーラーパネルが付いているだけの軽くて持ち歩きできるランタンなので防災道具にうってつけです。日中に外に出しておくだけで充電が完了し(5〜8時間程度)点灯時間はフル充電で最長12時間(弱での使用時)の長時間利用可能なのも嬉しいところです。


5.LUMENA(LEDライト兼モバイルバッテリー)

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災害時に明かりの確保ができながらも、高速充電が可能なモバイルバッテリーとしても機能する優れもの。10,000mAhのバッテリー容量なのでi-phoneなら2回のフル充電が可能です。

いかがでしたか。このほか手巻き式の照明などもありますが、それはまた別の機会に。このように様々なライトがありますが、全て用途別に使い勝手が違います。是非これを機会に試してみてください。ここに紹介したものはほんの一部です。世界中のあらゆるメーカーが商品開発している分野でもありますので、色々見てみるのも良いかもしれません。

次回はインフラの復旧 最終回 ガス編です!


過去の防災連載はこちら。

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