まず、手放すことから始めよう
「よし!やってやろう!」
「この組織を変えてやる!!」
新しく昇進した管理者やリーダーが抱く所信表明。
期待されて抜擢されたのだから、自分の力を試したい、自分達のチームを良い方向に導きたい。
と考えるのは良いことだ。
ただ、やり方を間違えると、うまく行かないどころか、マイナスになることがある。自分が管理者をしてみて、また、他の管理者がうまく行かないのをみていて学ぶところがあった。
その解決のために私が必要だと思う戦略は、
「まず、手放すこと」
である。
0.自己紹介
おはようございます。都内でデイサービスの管理者をしているHIROYUKIと言います。医療介護業界で11年ほど働いています。そのうちの3年弱で管理者をしています。リハビリテーション専門職の作業療法士という国家資格を持っています。
管理者は、時として孤独だしメンバーに言えない苦悩も抱えていると思います。ただ、リーダーをしているからこそ見える景色もあるし、チームの成長を誰よりも感じることが出来ます。
だから私は、ここに挑戦し続けたいと思います。
同じ悩みや希望を持った方、これからリーダーを目指す方の力になれたらと思い、記録を残すことにしました。
1.失敗する人は、まず足してしまう
リーダになりたての人や異動、転職で新しい組織にジョインした時には、まだ実績がない、そして信頼関係がない。
いくらこれまでに実績を上げてきた人でも例外ではない。
そんな時に、まずやりがちなのが、
「何かを足そうとする」
ことだ。
新しく定例のミーティングをすることにしよう
1on1ミーティングを始めよう
新しくプロジェクトを始めよう
組織をより良い方向に導きたいなら、「変化」「改革」は必要だ。
ただ、失敗する人の特徴として、
変化=改革=何かを増やすこと(新しく始めること)
だと勘違いしている。
それも一つだが、まず先に、減らすこと、手放すことに取り掛かろう。
人は、変化を嫌う生き物だ。
新しいこと増やされることには、敏感で、反感を買いやすい。
例え、それが必要なことだと頭で分かっていても。
この状態では、いくらリーダーが必要性を主張しても、理解はするが、納得はしていない。
結果として、エンゲージメントが上がらない。
2.まず、減らす、そして手放す
まずは、どんなに小さいことでもいいから、必要ないことを減らそう。
思考停止のままルーティンで行っていることはないか。
なんでやっているかわからないけど、先輩からそう教えられたから考えずにやってることって多い。
そんなとき、「これ無駄だから、辞めましょう」では、角が立つ。
そんなときにおすすめなフレーズが、
「そもそもなんで?」
「そもそも何でこれやっているんでしたっけ?」
と聞いてみよう。
思考停止をブレイクスルーするのに使えるフレーズ。
相手に語ってもらうことで、自分で気がついてもらう。
そうして、共感者が出来たらみんなに聞いてみよう。
そうして、1つ、2つ手放してもらって、余白ができたら、1つ足してみよう。
きっと受け入れてもらえやすくなっているよ。
3.今日のまとめ
☘️人間は変化を恐れる生き物だから
☘️いきなり足そうとすると反感を受ける
☘️まず、1つ手放すことから始めよう
☘️キーフレーズは、「そもそも何で?」
最後まで見てくださりありがとうございました。
何かを足そうとして、反感を買ってしまう。
まず、手放すことから始めよう。
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