人を理解するのに必要な、3つの「ち」
こんにちは。
埼玉県の高齢者デイサービスの運営をしている後藤です。
2人の育児をしたり、デイサービス運営をしたり、同業者のコミュニティの運営をしたり、介護家族のコミュニティの運営をしたりしています。
日々の、運営で感じた気づきを記しています。
今日のテーマが、
人を理解するのに必要な、3つの「ち」
についてです。
対話の前提の心構えにもなってきます。
✅人を理解するのに必要な、3つの「ち」
今年の正月に読んだこちらの本を読み返しています。
私も自分の存在する組織で、「対話」の文化を醸成したいと思っています。
ただ、この土壌を醸成するのは時間と労力がいります。
人と人が「分かり合う」のは、それだけに難しいです。
「分かり合う」には、お互いのナラティブ(=個人のストーリー)を理解する必要があります。
なぜなら、このナラティブが、その人の価値観や判断基準に強く影響しているからです。
このナラティブを理解するには、
【相手の3つの「ち」】
を理解していることが重要になってきます。
3つの「ち」とは、【知と血と地】のことです。
✅ 3つの「ち」とは
① 知 とは
「生きた時代や社会から流れ込まれた常識や知識、価値観のこと。
例えば、今の30代とその親である60代では、価値観が違いますよね。
例えば、教育で言えば、昔は体罰が当たり前で、ケースによっては、竹刀を持った先生が授業をしていたとの話も聞いたことがあります。
家庭生活で言えば、女性は家を守るもの、男は外で仕事をするものという考えが両親の時代にはありました。
他にも、共学の学校に通っていいた子と女子校に通っていた子では、おそらく価値観や常識が変わってきます。
② 地とは
地域や業界から流れ込まれた慣習や前提 のこと
例えば、土日祝が休みで、固定給の公務員と、土日祝関係なく働いているスタートアップのベンチャー企業に勤めている人では、「働き方」に対する前提は変わってくるでしょう。
また、田舎の同級生が3人しかいない学校を卒業した人と、クラスが10クラス以上あるようなマンモス学校を卒業した子では、前提が違います。
雪国育ちと、南国育ちでも暮らしの慣習が違います。
③ 血とは
両親や家族から流れ込む価値観や生き方のこと。
これも大きな影響です。
男は泣くもんじゃないと育てられた人と、泣きたいときには泣けばいいと言われて育った人では、感情の持ち方や生き方に違いが出ますよね。
長男と末っ子でも性格が違ったりし、それが生き方の違いになったりします。
このように、人の価値観や生き方、常識などは、3つの「ち」の影響を強く受けます。
なかなか受け入れられないあの人の価値観も、3つの「ち」を使って紐解いていけば腑に落ちることがあります。
価値観を理解することで、その人の持つ感情、行動、言葉の背景を理解することに繋がりよりパートナーシップを築けることでしょう。
✅ まとめ
今回の話の結論は、
相手を理解するには、相手のナラティブを理解する必要がある
ということでした。
まとめると、
✅ 相手の言動の背景にあるナラティブを理解しよう
✅ ナラティブを作っているのは、3つの「ち(知・地・血)
✅ 3つの「ち」にフォーカスして紐解けば、苦手なあの人の言動も理解できるようになる
以上です。
いつも最後まで読んでくださりありがとうございます。
朝晩が冷え込むようになりました。皆様お身体にはご自愛ください。
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