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シングルマザーの中学校受験でお金の恐怖を克服した話

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むすめが私立中学を受験した。

理由は「制服が可愛いから」そして「トイレがきれいだから」


わたしは2年半前に夫を亡くし、いまはシングルマザー

現在無職


遺族年金と民間の年金保険、足りない分は貯金を切り崩しながら生活している。
預貯金もすでにスズメの涙。


そんなわたしが、こんなふざけた理由でむすめを中学校受験させるなんて、常識ある人たちには口が裂けても言えない。

親にも誰にも相談せず、受験することを決めた。


そんなに難しい学校じゃなかったから、むすめはあっさりと合格し、毎日少し離れた場所にある中学校にバスと電車で通い始めた。



当たり前だけど受験はお金がかかる。
そしてわたしはお金を稼いでいない。

一般常識から考えて無料の中学校に行くべきだ。
公立であればシングルマザーだからほぼお金はかからない。

それなのにあえて私立中学校に行かせたのには理由がある。
もちろんむすめが希望したからという理由がいちばんだけど、それ以外にも理由があるのだ。

それはわたしのおしりを叩くため

むすめの私立受験がわたしのお金を稼ぐスイッチを押す起爆剤になるという予感があったから‥‥


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うれしいです!!!!