「家族の味」
平野レミさんの著作。
本屋で見かけて気になっていたけど、先日図書館で貸出しているのを発見して借りてきた。
Amazonの紹介文から抜粋↓
結婚は、わたしの料理の腕を上げました。 子どもが生まれたことは、食べ物を真剣に考える糸口になりました――
丁寧ではないといいながらも、家族に美味しいもの、安全な物を食べさせたいという想いはひしひしと伝わってくる。その想いがレミさんのいう「ベロシップ」を構築する基になっている事がわかる。
和田誠さんをはじめとした家族との関わりを中心に、レミさんの想いが丁寧に書かれていている。便利なタレや、レミさんのお家の定番のレシピが載っている。
全体的にコミカルな感じで文章は綴られるけど、家庭料理を作り続けているからこその強い想いも垣間見られる。
合間に差し込まれる和田誠さんの挿絵が味わい深くて良い。
食べる事が好きな和田さんと、作って美味しいと言われる事が嬉しいレミさんというカップルは、とってもお似合いだ。
だからこそ長い間仲が良い夫婦でいられたんだろう。
最後には和田誠さんとの夫婦対談、そして和田さん亡き後に実施された清水ミチコさんと阿川佐和子さんとの対談が収録されてる。
そういえば以前、和田誠さんの展示が実施された際に、「もりのくまとテディベア」(詩:谷川俊太郎さん)のポストカードを買った。(この記事に貼った写真)
いまも見るとなんとなく気持ちが和む。
この「家庭の味」もそんなイメージだ。