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『自宅で楽しむ』宇宙ゴリラが7月に読んで面白かった本3選。

どうも、宇宙ゴリラです。
雨が降ってばかりの7月も終わりました。ジメジメした天気は好きではないのですが、本を読むには悪くない天気だと思っています。というわけで、7月読んだ31冊の中から特に面白かった作品を3つ紹介したいと思います。選書の参考になったら嬉しい限りです。

『7月に読んだ本の一覧』

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今月は文豪の作品が多め。
↑こちらの31冊からランキング形式で面白かった本を3つ紹介したいと思います。

『第3位』

「地獄変」作:芥川龍之介
芸術という名の狂気は人をも殺す。地獄の様子を描いた「地獄変」の屏風を描く絵師の物語。芸術の完成のためには、いかなる犠牲も払う姿勢を素直に尊敬することはできない。だが、芸術にはそのような狂気が必要であるとも思う。芸術を作り出すことに、人格も、罪も、身分も関係ない。


『第2位』


「不良少年とキリスト」作:坂口安吾
安吾による太宰治への追悼文。読んでみると安吾は、真正面から文学に挑んでいったんだなと思った。文学に弱さを持ち込んだ太宰と、文学に強さを追求した安吾。この作品を通して両者の考えの違いがよく分かる。僕は小説を面白いか、面白くないかで評価しているので、衝撃的な作品だった。

『第1位』

「恩讐の彼方に」作:菊池寛
罪人である市九郎は、ある時改心し仏門に帰依する。僧になった彼は通行の難所になっている崖を堀削して、事故で命を落とす者を救うという誓いをたてる。何者にも支配されず、何者にも媚びることなく、自分の意志を貫く市九郎の姿に感動を覚えた。こんな生き方ができたらなと思わせてくれる。

7月も面白い作品をたくさん読めました。ベスト3にランクインはしていませんが、「黒蜥蜴」や「人間失格」なんかもめちゃくちゃ面白かったです。気になる方は是非、手に取ってみてください。

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最後まで読んでいただいてありがとうございました

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