ちびたの本棚 読書記録「北欧こじらせ日記」週末北欧部 chika

こんなにもフィンランドを愛している日本人がいるとは！

以前住んでいたから好きだ、というのならまだ分かる。でもそうではなく、そもそものきっかけは子供の頃に英会話スクールの催しでサンタへ手紙を書いたことだという。そのままずっと北欧への熱い思いが変わらないのは、もう前世がフィンランド人だったとしか思えない。

著者のchikaさんは一本筋が通っている。転職などの節目でも、迷い考えながらも北欧愛を失うことはない。その時々で自分がしたいことやできることを、まずやってみる。やってみて初めて「これは違う」と気づくこともあり、そこでまた自分はいったい何がしたいのか？と考えている。

イラストが可愛らしく、文章も強すぎずスルスルと読みやすい。あまり馴染みがないフィンランドのことも知ることができて楽しい。ムーミンと「かもめ食堂」ぐらいしか知らなかった😅
なにより読んでいるとchikaさんに素直に共感し応援したくなる。

と同時に「したいこと、やりたいことを躊躇してない？」と自分自身に問いかけた。考えているだけじゃあ時間はあっという間に過ぎていくぞ、と自分に発破をかけた。
よし！来年は絶対にアレとコレをやろう！

「北欧こじらせ日記」には「北欧こじらせ日記 移住決定編」などなど多数ある。chikaさんがどのような道を進むのか、続きを読みたくなった。