新年のご挨拶&㊗️連載小説50話突破!
この度は被災に際し、心よりお見舞い申し上げます。このような事態でも何もできない自分の無力さを実感しますが、一つでも多くの命が救われて、被災された方々が一日でも早く元の生活に戻れることを切に願っております。
2023年が幕を閉じ新たな年がやってきましたね。皆様はいかがお過ごしですか?僕はというもの、小説などの趣味に時間を注ぎ込んでしまい、やらなくてはいけない年賀状や宿題から目を背けて生活してしまっているのが現状です🤦♂️そろそろ向き合っていかないとですね笑
さて、一昨年の春に連載を開始した小説【正義屋グティ】が一年と九ヶ月をかけ遂に50話を突破致しました!文字数は今のところ15万程にのぼり、物語は第四章の後半に差し掛かっております。いつも僕の小説を楽しみに待ってくださっている方々並びに一回でも僕の小説を読んでくださった方々、本当にありがとうございます😊皆さんが読まれた際に、少しでも何かを感じたり考えたりして頂けたらと嬉しい限りです☺️
しかしこれほど長くなってくると途中から読まれる方々や久しぶり読まれる方々が大変だと思うので、今回はこちらの記事で物語の流れとあらすじを書いていこうと思います。もっと詳しく、又見返したい方は【連載小説・正義屋グティ 総合案内所】をご覧くださいませ♪(登場人物や相関図もあり)
〜全体のあらすじ〜
半球の星『アンノーン星』に浮かぶ小さな島国に暮らしているグティレス・ヒカルは、幼い頃に母と海辺のデパートに遊びに行っていた。その際に起きた事件に母親が巻き込まれていることを知り、救出を試みるグティであったが力及ばず謎の男たちに母親が連れ去られてしまう。抵抗をしたグティは報復としてデパートの屋上から突き落とされ、一命をとりとめるもその後の検査で怒りを制御できなくなる未知の病に罹っていることが判明した。しかしその日見た夢の赤い狼との会話を思い出し自分の正義を見つけ出した。『間違った人間を許さない』その正義を胸に刻み母親を連れ戻すため、国の定めた出来損ないの集い場である『正義屋』の道へと進んでいく。強大な敵に立ち向かうグティとその仲間たち。その先にあるものとは…
正義屋とは……
『夢を持たないものは国の汚れだ』カルム国が列強諸国に遅れを取らないためにこの国は激しい競争社会が成り立っている。それは子供達も例外ではなく、五歳から12歳までのカルム国民は総合分校という施設で幅広い学問を学び、そしてそこで身に付けた学力を生かし、応用することで自分の将来の夢を見つけ、それを達成するための職業の養成所に入学する。それがこの国の仕組みだ。しかし、12歳になっても自分の夢を見つけられなかったり、養成所に入学出来なかった出来損ない達を少しでも国の役に立てようとできた組織が『正義屋』である。正義屋は聞こえはいいが、蓋を開けてみれば自分の『正義』をそれぞれ心に秘めた単なる国の雑用係である。国の治安維持、町中の清掃、敵国との戦争などと様々な役割が存在する。そして政府は見せしめとして正義屋に勤めている職員の髪色を赤に指定し、養成所生を青色と細かく設定した。
アンノーン星とは……
半球の星、アンノーン星。その容姿は球の側面部分に『海』と呼ばれる塩水の貯水庫があり、その上に大きな五つの大陸が巨大な船のように浮かんでいる。大陸の位置は北東、南東、南西、北西、中央があり、それぞれホーク大陸、グリーム大陸、リブラ大陸、ワスプ大陸、コア大陸という名前がこの星の『神々』によって作られたと信じられている。中央大陸を除く四大陸は一つの大陸で一国だが、中央のコア大陸はその周辺に散らばる島国の連合諸国によって形成されており、平和の象徴とも言われていている。(グティがいるカルム国もその一つ)だが大量の小国からなる共和国なのでどの国も経済的に厳しく、コア大陸への支援が行き着いていない。
五神伝説とは……
五つの大陸に一人ずつ存在し人間を超越した存在であることから、この星を作った神々と崇められている。実際にアンノーン星の歴史書にも彼らの名前があるため、少なくともその五人は不死だということは確実だ。大陸ごとの名前も五人のそれぞれの名前からとっているという。これを世の人々は『五神伝説』とよぶ。しかし20年ほど前から中央大陸のコア様が行方不明になっており、コア大陸の連合諸国の指揮は下がる一方である…。
暗黒時代とは……
今から200年ほど前の2800年頃からは、人類の技術力が大きく進歩したことによって今まで力では勝てっこなかった『五神』相手に牙をむく者も出現するようになる。そして『五神』の存在によって保たれていた世界の均衡が崩れると、それから今まで人類が国単位での争いを頻繁に行うようになり、このような混沌とした時代を人々は『暗黒時代』と呼ぶようになった。その時代の波は現代でも収まることはなく、コア大陸では20年ほど前からコア様が行方不明になっており、中央大陸連合諸国の指揮を下げることを目的とした者達の仕業ではないかと囁かれている
〜第一章(1〜10話)〜 ◎あらすじ・目次
宝探し編
グティがデパートの屋上から落とされて二年後から物語は始まる。12歳になったグティは正義屋の養成所に入学し、国の出来損ないの一人として個性の強い仲間といつも通りの朝の時間を送っていた。その日は射撃訓練のため皆が訓練場に向かっていたのだが、その道中一つの爆音と熱波がグティそして、クラスメイトのイーダンを襲った。入学早々で状況を受け止めきれていないグティとその仲間たちに課せられた最初の任務は、命がけの宝探しだった。仲間が次々に犠牲になる中、その犯人と対峙したグティの沸点は頂点に達する……。
〈目次〉
【第1話・スノーボールアース】(物語の始まり)
【第2話・出来損ない】 (基本情報 正義屋養成所の男子メンバー)
【第3話・小さな誓い】 (デパート事件直後のグティ パターソンの誓い)
【第4話・カタルシスの民】(正義屋の扱い スピンオフ作品)
【第5話・意地悪な】(正義屋養成所の女子メンバー イーダンとグティ)
【第6話・宝探し】 (宝探し開始)
【第7話・慟哭】 (ナタリーとグティ班)
【第8話・優等生】 (スミス・ナタリーの過去)
【第9話・冤枉】 (疑いをかけられたグティ)
【第10話・沸点】 (初のウルフ化)
〜第二章(第11話〜第26話)〜◎あらすじ・目次
首都・カタルシス攻防編
同級生を三人失った宝探しから一年の月日が流れ、グティとパターソンはその犠牲者の一人のナタリーの病院へと足を運んでいた。その帰り道、二人は近くにあった赤レンガ造りのデパートに寄り道をし、子供向けのヒーローショーが行われている五階でカザマたちに出会う。そこには大人がほとんどおらず、やがてやってくるであろうヒーローに心を躍らせている子供達で溢れ返っていた。そんな中事件は起こってしまった。巨大な爆音とともに移動手段であったエスカレーターのシャッターが閉じてしまい、その場に子供達とグティ達が取り残されてしまった。そして閉じ切った空間に突如として現れたのが、四年前にグティを海辺のデパートから突き落とした張本人だったのだ。武器を持った敵に立ち向かうためにパターソンが練った打開策を遂行するグティ達だったが、その健闘はいかに……。デパートで起こった一つの事件は国家を巻き込むまでの攻防戦と化し、首都のカタルシスは悲劇の一夜を迎える。
第二章
【第11話・若きコンプレックス】 (パターソンの総合分校時代)
【第12話・緑眼】 (ナタリーのお見舞い・ラス登場)
【第13話・デパートの悲劇】(ラスと再会・デパート爆破)
【第14話・四年ぶり】(チュイへの悲劇・グティの天敵の再来)
【第15話・溶暗】 (電力室爆破)
【第16話・打開策】 (グティ達VSサングラス男)
【第17話・赤レンガの刺客】 (グティ怒りの爆発寸前・デューン登場)
【第18話・紫電】 (ラスVSガスマスク男)
【第19話・ロボバリエンテ】 (最強戦闘機ロボバリエンテ登場)
【第20話・標的】 (首都大惨事・グティのウルフ化)
【第21話・本当の】(ガスマスク男VSウルフ化グティ ランゲラック登場)
【第22話・あぶないよ】(ラスとランゲラックの因縁)
【第23話・ヒーローレスキュー】(ベルヴァの存在)
【第24話・残痕】(ウォーカー先生とジェニーの救出劇)
【第25話・串刺し】(ラスVSランゲラック)
【第26話・逆寄せ】(ラスVSランゲラック② グティの祖父?)
ロボバリエンテとは……
ロボバリエンテ戦闘機はアンノーン星の国々の中でも珍しい羽根のない飛行機で、その容姿は全長約30メートルのペンのような見た目をしている。基本的に二人乗りだ。機体の先に鋭い銃口が付いており、前の操縦席から大量の弾丸を放つ。後ろの操縦席は戦闘機の舵取りが主な役割だ。ロボバリエンテの攻撃方法は発砲とは別に、羽根のない硬い機体を体当たりさせ敵の機体などを破壊することもある。この時中身はびくともしない。そのために後ろの操縦席に座る者は機体の全身に散りばめられたジェット噴射を上手く使いこなし操縦しなければならない。風圧を調節しつつ全方向からジェット噴射をすると、空中に留まることもできてしまう~
~第三章(第27話~第41話)~◎あらすじ・目次
正義屋養成所・雪の陣編
グティ達が三年生となった冬の事。新入生歓迎会と美人新所長の登場で大盛り上がりの大ホールに、行方不明だったアレグロが姿を現した。アレグロはグティとの関係性や、新勢力『ベルヴァ』について語るとどこかへと消えて行ってしまった。それから少し経ち、各々が養成所内で過ごしていると複数個の巨大な音が響き渡った。その正体は小型のミサイルと、赤の服を身にまとった屈強な戦士たちが乗った黒の戦闘機であり、目的のわからない恐怖の侵略部隊に立ち向かおうとパターソンが立ち上がった。パターソンは司令官のように同級生の強みを生かした配置で動かし、外部からの通信を阻まれた養成所を救うため奮闘する。その敵とは強大なものだった……。
第三章
【第27話・浪命の交換】 (デンたんの過去)
【第28話・華の所長】 (ミラ初登場)
【第29話・血の正体】 (カタルシス攻防でのアレグロの真実)
【第30話・檻と銃口】 (アレグロVSグティを襲った三人組のボス)
【第31話・失敗作】 (アレグロの過去)
【第32話・いとまごい】 (チュイ達の別れ)
【第33話・僕と後輩】 (パターソンとサム)
【第34話・ブルーサファイア】 (グティ&カザマの突入)
【第35話・赤の進軍】 (グティ&カザマの奮闘)
【第36話・共倒れ】 (グティのウルフ化 パターソンの策略)
【第37話・おにごっこ】(デンたん&ジェニーのおにごっこ)
【第38話・司令官】(スミスの窮地)
【第39話・鬼の反乱】(アレグロVS赤の男たち)
【第40話・少女の決断】(スミスの正義)
【第41話・そのふたり】(グリル&ラスの共闘 ホーク登場)
ベルヴァとは……
ランゲラックやアレグロが所属していて、ホーク大国を撲滅させるために集まった組織である。正義屋とは仲が悪く、あくまでもカルム国に認められた団体ではない。その全貌は未だに明らかにはなっていないが、アレグロの話によるとグティやグティの祖父が関わっているようだ。
~第四章前半(第42話~第50話)~あらすじ・目次
世紀大戦編
現在から約65年前。グティの住むカルム国とホーク大国の関係が悪化した原因の出来事が起こった。ホーク大国ではヨハンという少年が五神伝説の一人であるホークに命を助けられ、身寄りのなかったヨハンは崩壊しかかっていた政府に入れてもらっていた。その五年後の2950年、ヨハンは政府の幹部にまで上り詰め「この平和ボケした星には絶対的な主が必要だ」という正義を胸に、急激に勢力を拡大してきていた中央大陸連合軍に宣戦布告し世紀対戦が始まった。ホーク大国は連合軍の小国を次々に制圧していき、遂には中央五大国の一国であるトレッフ王国へと進行を始める。サイモン率いるトレッフ王国軍をはじめとした数々の勢力がこの戦争に力をつぎ込み、トレッフ王国で起きた『クローバーの戦い』は大きく発展していった。それぞれに正義を持った者たちのぶつかり合いの先に希望はあるのか……。
〈目次〉
【第42話・世紀大戦 ~開戦~】(ヨハンとホークの出会い)
【第43話・世紀大戦 ~侵略~(侵略開始)
【第44話・クローバーの戦い】(トレッフ王国へ侵攻)
【第45話・邪魔者】(ヨハンとフロリアーノのいがみ合い)
【第46話・裏の裏】(真っ向勝負 正義屋登場)
【第47話・寝返り】(サイモンとフロリアーノの密会 フレディ登場)
【第48話・緑の悪魔】(フレディVSヨハン)
【第49話・三千年の恨み】(サイモンの犠牲)
【第50話・スノーボールアイランド】(フレディとヨハンの大将決戦)
中央五大国とは……
カルム国やトレッフ王国といった中央大陸連合軍の中で最も発展している五つの国の総称。中央大陸連合軍の各国は中央五大国に頼っている部分が多いため、その分逆らうのも難しい。
~作者からのメッセージ~
今回で50話を迎えた連載小説【正義屋グティ】ですが、皆様のスキやコメントなどといったリアクションに力をもらいここまで書き続けられました。改めてありがとうございます!今年から書き始める第四章後半以降の物語は物語の根っこの部分が明らかになっていき、さらにパワーアップしていきますので、お時間のある時に読んでいただけたら嬉しい限りです。多くの人に喜びや悲しみの感情を与えたり考えさせられたりする作品を書いていくのが僕の目標なので、それに向かって今年も執筆活動に励んでいきます。
2024年もスリカチをどうぞよろしくお願いいたします!