つまり、ワイルドフラワーって、、、
ひまわりのことを指すのかと勘違いしてました。栽培されてない花をつける野草のことをいうんですね。
ワイルドフラワーの見えない一年 著・松田青子
雑誌「文藝」に2014から16年にかけて掲載掲載されていたものをまとめられたもので、数行のものから十数頁のものと、多岐に分かれた短編・掌編が50編あります。
その中でも印象深かった3編を紹介したいと思います。
少年という名前のメカ
いわゆる冒険少年たちが去ったあと、それっきり音沙汰なしになったことを嘆きトラウマになっている人達へのアフターフォローをするお話し。
その発想がまず面白くて、印象的でした。メカを造ったのは誰なんだろう。案外、かつての冒険少年が罪滅ぼしに造ったものなのかしら、とか思いました。
女が死ぬ
話を進める上で、女達が遭遇する様々なことが書き連なっています。
死の淵をさ迷う彼女の口から、○ァキナなんて単語が発せられることが凄い
。ただただ圧倒されました。でも、彼女は助かると思います。
履歴書
ある女性の履歴書なのですが、職歴がユニークです。いつか職探しをする時は彼女の真似をしょうかしら、なんて思いました。
上の3編以外にも長編で読んでみたいものがいくつかあり、さしずめこの本は物語の「種」でしょうか。
以上、ここまで拙い感想をお読みいただきありがとうございます。
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