【転職活動記】気付いたら休職してた話3
「こちらの続きです↓
病院へ行き診断書をもらいました。はっきりと病名に「適応障害」と書いてあるのを見たとき、すごくドキッとしました。まさか、メンタルが強いことが取り柄だと思っていた自分が、まさか、適応障害なんて、と。
私と同じ状況になった友達がいます。その子はいつも、「私メンタルだけは崩さない自信がある」「こう見えてメンタル強いんだよ」と言ってました。はたから見たらつらい状況だっただろうに、心配すると、いつもそう言ってました。その数日後、彼女はぱたりと会社に行けなくなってしましました。私は彼女の平気そうな顔を見て安心して終わりでした。彼女は、今もまだ、休職中です。
10月中に転職先を決めたい一心で、私は血眼になって企業比較や転職先を調べていました。転職エージェントは謎の偏見で避けていましたが、初めてのことで何もわからず、頼ることにしました。応募先とのやりとりや面接のアドバイス等サポートいただき、素直に頼ってよかったと思っています。第一志望の内定をいただけたので、予定通り、10月中に転職活動を終えることができました。
現職の上司に退職の旨を伝えるときがとても辛かったです。私の復帰を想定して仕事をしたり、人間関係は申し分なかったので、あまり誰も想定していなかったのではないかと思います。退職について、否定したり強く引き留めることなく、優しく、ゆっくり、本当の理由や転職先について聞いてくれました。
「現職限りじゃなくて、会社関係なく、年上の先輩の一人としてこれからも仲良くしてね」
「今少しつらいかもしれないけど、この先50年もある人生のうちの数か月のことだから、重く考えず、若いうちにいろんなことを経験していいんだよ」
後輩の退職を聞かされ、本当はきっと、頭が真っ白なはずなのに、私が欲しかった言葉をかけてくれました。このとき、少しだけ、寂しさと、こんな上司もう二度と出会えないかもしれない、と不安な気持ちになりました。
でも、振り返りません。前だけ考えることが、その時の私はできました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?