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立ち食い蕎麦屋では呑まない そばひろ(板橋区蓮沼)
残業。
思った以上に時間がかかってしまった。
急いでバス停に向かったが、すでに最寄り駅行きのバスは最終をむかえてしまっていた。
仕方がない。引き返して、ちょっと歩いた先にある地下鉄から帰るとするか。
ふと気づく。
そうだ。幻の深夜営業の立食い蕎麦屋に行こう。
いつも昼間はシャッターで閉じられているあのお店だ。
あんなに目がしょぼしょぼになって、足下おぼつかないほどへろへろだったのに、一気にテンションが上がる。ご機嫌つくれる自分に万歳‼︎
お店は中山道沿いにある。
その名は「そばひろ」。
22時から翌朝7時まで開店している、深夜営業の立食い大衆系そば屋だ。
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連日の猛暑のうえ、お店はオープンな店構え、蕎麦を茹でる湯気や天ぷら揚げる熱気で全身汗だくだくだけど、温かいそばが食べたい。
悩んで悩んで悩んだ末、選んだ蕎麦は紅生姜天そば。
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しっかり厚みのあるさくさく紅生姜天、太めの麺、ちょっと濃いめだけどしっかり味の紅生姜天のおかげでマイルドな味わいになった汁。
完璧な大衆そばです‼︎
空きっ腹にじわーーと蕎麦たちが染みわたり、心も体も満たされていく。
ごちそうさま‼︎ おいしかったー。
こんなおいしい時間が過ごせたのは、なんだかんだと残業があったおかげだね。
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さて最後に。
立食い大衆系そば屋とは一体どんなくくりなのか。
大衆そば研究家 坂崎仁紀さんは「小麦粉を大らかに使った蕎麦」とまとめる。蕎麦なんだかうどんなんだかわからないような蕎麦なんだろう。
非常に興味深い大衆そばのルーツが記されているので、こちらを参考に↓
大衆そばは蕎麦じゃない‼︎…と話される方もいますが、いろいろな背景があってできた郷土そばだと思うので、この味を楽しんでもらえたらいいなーと思う。
そうすればきっと笑顔で食べ終えらるよね。