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珈琲と、か。 わたしは、今朝からずっと、シロクマ文芸のお題に悩んでいた。珈琲と、どうしよう。シロクマ文芸のお題は、悩まずに書けることが多い。この間のお題の〝りんご箱〟だって、その前のお題の―――。 あれ、なんだったっけ? わたしは、レンチンした焼きうどんを箸でつつきながら、シロクマ文芸について考えていた。 きっと、運営の方は、お題のチョイスにたくさんの気を使われているのだろう。老若男女、たくさんの方が楽しめるお題を提供するため、日常から、アンテナを張っ
りんご箱に、りんごを、入れた。 真っ赤なりんごが、箱の中で、甘酸っぱく微笑んだ。 わたしは、アップルパイになるのよ。わたしは、ジャム! 僕は生で齧られたいな。 しゃりしゃり、しゃりしゃり、音を立て、りんごは収穫祭を喜んだ。 秋の空の下、わたしは、上を見上げていた。 いわし雲が、すうっと流れていくのを見ていた。 いわしは、群れをなし、夕日にきらめいていた。 リンゴは、優しく歌ってた。 〝ポールはいじわる、ヨーコはかわいい、ぼくはリンゴ、スタ
あなたは、秋がお好きでしょうか。 あぁ、そうでしたか。 いえ、急にお尋ねして、大変申し訳ありません。そうですね。わたしは、秋が、好きでありません。 正確には、他の季節と比べて、そこまで好きではない、という程度ですが。 夏の暑さを懐かしく感じてしまう今日この頃。大通りの道を歩いておりますと、街路樹が薄っすらと色づいきております。 この辺りの八重桜など、色づくのが早いもの。カサコソと、音を立てながら、ハラハラ舞い下りる葉っぱの褪せた緑には、紅や黄が差し始め、
栗が、美味しい季節。栗の産地に住んでおり、毎年調理する。でっかい栗は、幸せの結晶。これも辛い花の時期を乗り越えたからこそ。栗の花、ほんま臭い。遺伝子組換えとかでなんとかならんのか、と、毎年思う。銀杏もやばい。未来の科学者に期待しつつ、渋皮煮をつつく。今年も上手く出来た。うまうま。
走らない、なんて柱ない。ばあちゃんが「歯知らない?」って聞いたから、「箸いらない」って言い返したった。そのことを、母は知らない。走らない、そんなこと知らなくない。走らない、なんて、あり得ない🫠 全然関係のないけれど、今ホルモン食べてて、歯のないばあちゃんにはなりたくないなって。
パスタ屋に備え付けられた粉チーズを、山盛りにかける。 今日は、一人なので、好きにする。チーズが好きだから、胸焼けするまでかける。少し体重がほしいから、胃になんて、遠慮しない。タバスコも、どっぱどぱ、かける。今日はひとりだから、好きにやっちゃう。誰も、わたしを、止められない。