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いわし日記

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いわしの日記を集めました。 駄文集です。
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記事一覧

金色に #シロクマ文芸部

 金色に色付くにはまだ時間がかかりそうですねえ。ええそうです。秋の紅葉の話です。  紅葉はモミジ。黄葉は銀杏なんかが代表格でしょうか。わたしは大阪出身なので、秋の風景といえば御堂筋の銀杏を思い浮かべます。臭いけど良い木ですよね。美味しいし。  ところで今日は食器を買いに丹波に行ってきました。冴え渡る青空がきれいでした。でもちょっと暑かった。  丹波焼、素敵ですね。  料理がね、映えるんですよ。    素朴な器を見ていたら煮しめを作りたくなった。  具材は数品。

パオンパオン!

お風呂でいただく茶がうまい #エッセイ 876字

 お風呂で戴く茶がうまい。  題名に悩んだので率直に。  最近お酒を控えているためか茶を戴く頻度が増えた。お気に入りは蕎麦茶。けど高いので特別な日にだけ。  最近の傾向……。  ルイボスもろこしルイボス烏龍ドクダミ黒豆ルイボス蕎麦茶。てかルイボス多いな。  ルイボスは安くて飲みやすいし美味しいのがいい。カフェインも、入ってないしね。ストレスフルエンカウント鰯田にカフェインは敵。胃が悪くなるし寝付きも悪くなるしね。とはいえ朝は飲むけど。出勤前のコンビニコーヒーが幸せ。コ

ついに買った 2038字

 低温調理は今まで何度となく試してきていて厚手の鍋を毛布で包んだり炊飯器の保温機能を使ったりとわたしなりに工夫を重ねてきたところですが、結局は温度計で管理しないといけなくて割りと面倒だった。でも機械がなくてもなんとかなっていたし、面倒と思いつつも料理のたびに工夫する手間が実は楽しかったり。わたしは料理は手間をかけてなんぼだと半分くらい思う。工程が多いほうが楽しいし、出来上がったときの達成感も大きいから。と思いながら、にわか素人は分厚い鉄鍋に温度計突っ込んで遊んでいたわけですが

布団から世に訴える。 豆乳切らしてセブン寄ったらカラアゲ棒が美味そうで勢い注文。店員の粋な計らいで塩レモンカラアゲ棒が手渡された。確かに胸肉のがヘルスィーだが。そんなことより月が綺麗だとカラアゲ齧ってたら知らんおっさんにタバコくれとせがまれ激しく動揺。喫煙者に見えたのか。怖すぎ。

ナイトルーチン #シロクマ文芸部 1157字

 布団から上の体だけ出してベットレストにもたれる。人より長い自慢の脚はあぐらに畳んで。風呂上がりにクリーム塗りたくったすへすへの肌はシーツの衣擦れが好き。  わたしは言った。  「睡眠不足…って、すいみん〝ぶ〟そく、なのか。すいみん〝ふ〟そく、なのか。濁点の使い所(ところ)……これは〝と〟でもいけるよね? そのつかいところって、なんだかなあ。とても難しく感じることがあるの」  え。急になんのこと?  そう思うよね。  きみにかまってほしくてさ。あえてどうでもいいことを言

おつかれたぬきの唄 cover 163字

 椎名様、参加させていただきました。楽しいご企画、ありがとう!  以下、wsd983320987様[お疲れ狸]のカバーです。 〚おつかれたぬきの唄〛  たぬきたぬきというけれど、  手ぬきはしない、たぬきです。  明日きついというけれど、  ほんとにきつね……  じゃなかった明日もきついね。  仕事がきついね。  仕事はきついね。  仕事がきつねい。  仕事はきつね。  つかれましたたぬきつね。  きつねはいいなあ、お揚げお揚げ。  おつかれたぬきシロクマ書かなき

#愛読書で自己紹介

 山根様、素敵なご企画いつもありがとう。僭越ながら参加させていただきます。  鰯田イノは連日ハードワークのせいか頭の整理がつかず言葉が書けなくなっていて、何か書きたいなあと思いながらもちょっと書いては消しちょっと書いては頭をひねってまた消すを繰り返す日々。この文章も何度も何度も書き直しています。  仕事ではまともなのです。会議も営業も上司のご機嫌取りもオートマチックにこなせてしまう。残業だって休日が潰れるのだってオートマチック。なのに家に帰るとスイッチが切れたように駄目に

#私の思う女子力 (1583字)

 お風呂で女子力について考えてみた。女子力というのを、これまであまり意識してこなかったわたしからすれば、これはちょっとした事件だった。  女子力とは、なんなのだ。  なんとなく、女子っぽい雰囲気を出す何らかの〝力〟なんだろうと思ってみたりするが、じゃあ女子っぽい感じを出すにはどうすればいいのか、今更考え出すと難しかった。  例えば、女子力なるものが、物理的なエネルギーとした〝力〟として本当にあったとして、それを測定できたとしたら、どうなるのだろう。  例えば、ドラゴン

久しぶりにマラソン走った。10kmだけど、楽しかった。これから走るのに良い季節になる。キンと冴えた空気が吐く息を白く綺麗にさせる。雪が降ればなおさら。冬が、好き。今年のクリスマスは、雪だろうか。雪ならいいな。冬は飾り付けが楽しい。ツリーも、リースも飾ろう。素敵な冬に、なればいい。

#エッセイ 「明暗」 (1226字)

 インプラントとレンブラントが似ていることに、わたしは今更気がついた。特に、綺麗に入れ替わった歯が素敵な口に白く輝く時、そのコントラストに、わたしはレンブラント、彼のことを思い出すのだ。  彼は、今で言うところのオランダで、パン屋の息子として生まれた。当時、カルロス一世がカルロス・ゴーン以上に調子に乗りまくっていた時代だったから、スペイン大帝国のすみっコぐらし、つまりは今で言うところのオランダは、廃れたシャッター街が軒を連ねるド田舎だった。  そこでは、ヤンキーが隊列を組ん

禁酒命令

呑み杉田玄白 寝げろで蒼白 わたし記憶を喪失

殺したいのは、誰だ。 #20字小説

 母か。父か。  そんな度胸もないくせに。

制服 #20字小説

 制服は、可愛く、ばちばちに改造してた。