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2024年10月に読んだ本まとめ

 今年も気が付いたら、残り2ヶ月となりました。年初めに立てた年間読書冊数の45冊をクリアして、今はさらなる高みを目指しています。年初めに立てた目標をふりかえると、このように書いていました。

読書年45冊。チャレンジ、そしてそれを続けていく

今年の目標 自分の手帳より

チャレンジ、そしてそれを続けていく

 チャレンジするだけで、終わるのも悪くはないと思うのです。なぜなら、人生は選択の連続であり、すべての課題や目標を達成するのは容易ではないと思うからです。

 ただ、一度決めたことは最後までやり遂げたいと思うのです。まずは第一関門をクリアできたのでホッとしています。現在66冊なので、残り2ヶ月で80冊まで上り詰めたいと思います。

8冊の本から学んだこと

 今月は、8冊の本を読みましたのでそれぞれのレビューをまとめていきます。どうぞ最後までご覧ください。


運をクリエイトしていく


運ってなんだろう、結構小さな頃から真剣に考えてきたテーマでして、YouTubeチャンネルから本書にたどり着きました。私はスピの人ではないのですが、興味本位で読み進めました。お家と身体は繋がっていると、本当に思います。忙しいからこそ家は綺麗にしていたい派です。これって自分を大切にすることの一つでは?と思います。日本にいた時は、アパートで暮らしていましたが、海外にきてビッグサイズな部屋に身を置くと、心の広がりもその分、感じられるようになりました。住むところと食べ物はケチらないことですね。常々思います。

『開運はおうちが8割! 引き寄せるすごい「家」』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

 現在、海外在住ですが日本の家よりも天井は高いですし、ビッグサイズな部屋でのびのびと暮らしています。

 日本にいたときは、1LDKとはいえども、リビングはキッチン込みで7帖ほどの小さな家に住んでいたため、ギャップがとても大きいです。

 お家と身体は繋がっているという言葉通り、日々綺麗で清潔な部屋作りを目指しています。

一番怖いものは「人間」である

 2冊目に紹介するのはこちらです。

 Netflixで話題だったので原作回帰。地面師という言葉をこの作品で知りました。犯罪物も色々とありますが、やはりこういう作品は本がいい。本で読んだほうが、情景理解がよくできる。ドラマ作品とは違うところもちらほら、逆にそれがいい。主人公の一人であるハリソンは、やっぱり普通じゃない。サイコパスってこんな感じなのかな、こわやこわや、続編も手に入れたのでぼちぼち読み進めたい。

『地面師たち』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

 続編ももっているのですが、積読と併読本が多すぎて、まだ手に取れていません。読み始めるのは、年を越すかもしれません・・・・。

自分の身体は自分のものである


なかなかに衝撃的な内容でした。しかしながら、釈然としない性に対する感じ方や捉え方の縁取りが、色濃くなったように感じました。女性だから、という抑圧された"箱"の中に押し込めた、私の想いとそれぞれの作家さんの想いとが、読みながら混じり合って行きました。性って、性別ってなんだろう。あるいは生きるってなんだろう。突き詰めたらキリはありませんが、これからも考えていきたいテーマの一つですね。

『私の身体を生きる』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

ノンストップスリラーの真骨頂


 物騒なタイトルだからこそ、手に取ったともいえる。自分の結末を自分で描いていく、愛情と執着の二重らせんを柱に書かれた作品だった。死人に口あり、死を終着点と見なかった主人公・麻美、そして麻美の夫、不倫相手、みな、それぞれの意味で他人に執着していると感じた。私にはできない。私にはない感情かもしれない。『方舟』のようなどんでん返しではないが、初めから想定して動いていた麻美の感受性の深さを表現できる作者に脱帽である。私の死体を「探してください」本当に探して与えてほしかったのはなのかもしれない。

『私の死体を探してください。』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

 愛ゆえの犯行なのか、狂気じみた感情が引き起こした事件なのか、はたまた私が読み解けなかったことが理由なのか。読み終わってからも考えが深まる1冊です。

ノーベル文学賞にチャレンジ


 ノーベル文学賞受賞ということで、電子版で購入し読了。読み終わって思い出したのは、子どもの頃のことである。積もりきった雪の上に体を預けて、真っ白な空を見上げたときのこと。私は、空虚でも真っ白でもなく、白に包まれた赤い生命だったということだ。思い出すと胸の奥に心地よい重みを感じる。同時に、白(韓国語では2種類あるそう)は、内包する何かによりいとも簡単に、その性質を変えられるのだと、も思った。散文的な語りがすべての章を通じて、抽象的な想いを抱かせるきっかけになっている。そういう本はなかなかないから私は、好きだ。

『すべての、白いものたちの』|本のあらすじ・感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

世界をわたるガラス食器


 ここで紹介されていて、買いました。なかなかなお値段でしたが一冊買っておいて良かったです。Amazonの海外配送は便利ですね。仕事でも使うので、何回も読み返すと思います。ベネチアンガラスはやっぱり秀逸ですね。ガラスの起源を遡ったり、ガラスの伝播を詳しく調べるのもとても楽しいです。これからもお世話になります。

『ガラス図鑑: 歴史・技法・名品』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

森永さんが遺していくもの


 書いてほしかったこと、知りたかったことを森永さんは自分の遺書と称してまとめている。日本を離れる数年前から私は、テレビなどのマスメディアから意図的に離れた生活をしてきた。テレビは持っていたが(祖母がプレゼントしてくれたため)、ディスプレイとしての機能してのみ使用していた。世の中の正しい情報は、自分の頭で考え、咀嚼していかなければ得ることはできないと思う。考えなしでいてはいけないのだと思う。世知辛いが、そういうものだと私は、考えている。

『書いてはいけない――日本経済墜落の真相』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

オリジナル処方箋所望


大好きなシリーズの第3弾。2巻目よりも読みやすかったです。

 シリーズ3冊目もニケ先生節に癒されました。今回のおまけ見どころは、今まで出会ったことのない猫種も知ることができることです。人生で抱えているものは人それぞれです。猫生も同様でしょうね。だからこそ、その人に必要な猫を処方してもらうことで、自分で解決する手立てやアドバイスをもらえるのです。私にきっと処方される猫は、雑種、メス、5歳、日に一度のブラッシング必須、貸し出し期間は1週間というところでしょうか。しかし、きっと、いやおそらく私も返却期限は守れないかもしれません。あらかじめ謝っておきます。ごめんなさい

『猫を処方いたします。3』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター

おわりに

 ありがたいことに積読本に囲まれていますので、今月も楽しい読書ライフを送れそうな気がしています。
 ここまでお読みいただきありがとうございました。あなたの読書の参考になれば幸いです。

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家出猫
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