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読書をするもう一つの理由


 最近読んでいる本

 シリーズものの第三弾。『おいしい旅』というタイトルから、読む手も、食欲も進みそう、わあこれは私にピッタリではと思って手に取りました。最近は、電子書籍に切り替えているのもあり、読んだのは電子版です。

 読書するもう一つの理由

 私が、読書をするもう一つの理由は、「世界中を旅した気分になれるから。」です。例えば、今回読んでいる本には、イタリア・ベネチアのことが出てくるお話があります。ベネチアといえばガラス製品。ベネチアングラスで有名な「ムラーノ島」という言葉が出てきます。

ムラーノ島は、数多くのガラス工房が集まった世界的に有名なベネチアングラスの特産地です。

ベネチアングラスは、鉛を含まないソーダ石灰を使用し、鉱物を混ぜることでクリスタルとは違った色鮮やかな透明感を生み出すガラス製品です。

ベネチアングラスの歴史は、10世紀頃にベネチアの商人たちが、東洋からガラス製造の技術を持ち帰ったことから始まったそうで、私たちがベネチアングラスと呼んでいるガラスは、イタリアでは「ムラーノガラス(murano glass)」と呼ばれています。

ベネチアングラスで有名な「ムラーノ島」ってどんなところ? - Ready to Land

 人生でまだ、一度も行ったことのないイタリアの島について読書を通して、知ることができる、そこでのこれまでの歴史や文化を、さらにひも解いていくと、知識と知識がつながって自分の知的好奇心を満たすことができるのです。

 創造力と想像力は読書から培ったもの

 よく、読書をすると「思考力」や「想像力」が高まると言われますが、私はそれと同時に「創造力」も高まると感じています。特に、様々な種類(ジャンル)の読書を行うことで、それはより顕著になるのではないかと思います。
 自分とは違う考え・価値観の人や物との出会い(出合い)を通して、自分にない物を取り入れていく。
 私はこの場合、英語のintakeで表現したくなります。まるで空気や食べ物、水のように、読書を得て吸収したものを自分の栄養としていきたいのです。
 I want to intake knowledge from books in order to difine things more clearly.

1 [singular, uncountable] the amount of food, drink etc that you take into your bodyintake of Try to reduce your intake of fat.a high/low intake a high intake of carbohydratesfood/alcohol/calorie etc intake Sickness may develop from inadequate fluid intake.

2 [countable, uncountable] the number of people who join a school, profession etc at a particular timeintake of an intake of around 120 students each year

3 [countable] a tube, pipe etc through which air, gas, or liquid enters a machine a leak on the air intake to the carburettor

4 intake of breath

intake | meaning of intake in Longman Dictionary of Contemporary English | LDOCE (ldoceonline.com)

 生活に生きる力

 止まらない知的好奇心のせいで・・・(こう表現すると、クスクス笑いたくなりましたが・・・。)器用貧乏なところがありますが、読書で得た知見は日常生活に生きていると感じることがあります。仕事柄「創造力(クリエイティビティ)」を求められることが多いので、様々な人や物との出会いをこれからも大切にしていきたいです。

 おすすめの1冊

 お正月、ご旅行された方も多いかもしれませんが旅行つながりでおすすめの文庫を1冊紹介して今日の記事を閉じたいと思います。

帯のキャッチコピー「人生は、一人旅。明日はどこへ行こう?」シンプルだけど心に刺さる一言。読書メーターでの書評も紹介しますので、良ければご覧ください。

人だけでなく、物が主人公の本が好きだなと改めて感じた。青いスーツケースはどんな青なのだろうか、スーツケースを開いたときの感じはどんなだろうか、どのくらいの重さなのだろうか、読み進めていくうちにそんなことまで考えてしまった。 特にこの本で好きなのは、第7話「月とざくろ」 母一人子一人の主人公たちの家族愛を感じながら、またこの青いスーツケース旅立ちのスタートラインも垣間見えるからだ。 コロナ禍下で、海外旅行もめっきりしなくなったがこの本を読んで海外の風を感じることができた。

『スーツケースの半分は』|感想・レビュー・試し読み - 読書メーター (bookmeter.com)

 私がまだ、海外勤務になる前。日本にいた時に読んだ1冊です。人との出会いだけでなく、物との出合いも大切にできる。繰り返しになりますが、それがまた読書の魅力だと思うのです。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。

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