【絵暦箋：オシャレ暦】 １月編…トランク
１月に突入したので、絵暦箋、解禁です。
絵暦箋についてのnoteはこちら。
よかったら覗いてくださるとうれしいです☺
では、さっそく！
モチーフのテーマは ”オシャレ”
明治時代や大正時代の流行などをモチーフにしているようです。
１月の絵柄は「トランク」
柳行李（やなぎごうり）のトランクは
明治時代にコリヤナギを編んでつくられ
三本の革バンドで締める
モダンなデザイン
（図案解説より）
てん、と中心に描かれた、１つのトランク。
黄色のかわいらしい色合い。柳そのままの色なのでしょうか。
締められた三本の黒いベルトは、
きっと編まれた柳の柔らかい風合いを保ちつつ、
キリッとかっこよく、絶妙なバランスを生んでくれていたのでしょう。
愛らしくもモダンで、素敵なイラストです。
こんなトランク持っていたらきっと、「お」と、二度見してしまいますね。絶対、オシャレさん。
カードのイラストはシンプルで、裏面には何も書いてありません。
さっそく、デスクに飾りました♪
なんだか、「１月だ」という気力が高まります。
年初めの月、張り切っていこう！
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柳行李は、初めて聞いた名前だったので、気になって調べてみました。
わかりやすく説明してくださっているサイトを発見し、
主にこちらを参考にさせてもらいました。▼
行李、というもの自体が、柳や竹で編んだ入れ物のことで、
つづらの一種でした。
ちなみに、「行李」は、中国語で「荷物」という意味だそう。
衣服などを収納したり、手紙や旅行の荷物などを運んだりと
様々な用途に活用されていたようです。
読んでくださっている方の中にも、
収納やインテリアとして身近に置いている方がいるかもしれませんね。
トランクより、収納のカゴとしての方がイメージがしやすそうです。
（写真は 府中家具木工資料館 からお借りしました。）
柳行李には使い勝手の良い、天然素材の嬉しい特徴がたくさん。
せっかくなので、少しご紹介いたします。
気になってくれた方はぜひ読んでみてください♪
特徴その１．丈夫で軽い、扱いやすさ
落としたりして衝撃が加わっても、壊れにくい嬉しい頑丈さ。
更に、中の荷物が傷付かないように、
内側に和紙を張る、という工夫もされているそうです。
丁寧な心遣いを感じられます。
特徴その２．箱のサイズ以上に大容量になる、容量調節
ふたのかぶせ方で、収納量を増やすことができ、
一つで大も小も兼ねる、優れもの。きっとなんでも入ってしまいますね！
押し入れの収納にぴったり。
特徴その３．水分を吸収・保持する性質で、多用途に活躍
衣服などの荷物以外にも、おにぎりなどを入れることも出来たそう。
つまりはお弁当箱ですね。蒸れるのを防いで、美味しさを保ってくれます。
また、水分を吸収した行李は膨張することで、
網目を塞ぎ、水を汲むこともできるそうです！
柳の性質の活用術ですね。
薬や衣服を湿気から守り、変質やカビなどから守ってくれる、
安心の ”呼吸する容器” です。
ちなみに、分類は、
飛脚が郵便物を入れて運んだ、飛脚行李
薬品類の行商に用いられた、薬屋行李
弁当を入れるための小型の、飯行李
などと、用途に合わせた分類がされています。
特徴その４．洗えて助かる、風合いも素敵
汚れたら水で丸洗いが出来て、お手入れも簡単だそう。
きっと素材の手触り、手編みのぬくもりを感じられる柳行李。
ほっこりとさせてくれて、
持っているだけで心があたたかくなりそうです。
柳や竹の香りも楽しめるのでしょうか、気になります。
わたしもお弁当箱ほしいかも。
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「こんなのだよー！」
と、カードの絵柄紹介をしようと思ったのですが、
モチーフが気になり、調べてしまいました。
日常的に使われていた行李のトランクや収納。
素材の性質を理解しているからこその使い方なのですね。
今でも竹かごや木のお弁当箱の人気が絶えない理由を、
知ることが出来た気がします。
柳行李のトランクを使って旅をしている人に出会ってみたいなあ、
それでもって一度くらいは、私も柳行李をもって旅に出てみたいかも、
なんて思いました。
少しでも「へえ～」と思ってくださったら嬉しいです☺
よくわからないけど、単純にかわいらしいと感じ、手に取ったカード。
そこから ”気になる” が生まれて、使い方や工夫を知ることが出来るなんて。
ただ飾って楽しむだけじゃない楽しみ方を見つけてしまったので、
私は新たな発見をくれる、好奇心のカードを手に入れてしまったようです♪
２月の絵柄は「懐中時計」です！
また覗きに来てくださると嬉しいです(＾◇＾)