見出し画像

成功に必要な「やり抜く力」

おはようございます。
かなり久々のNote投稿になりますが、本日から自己啓発の学びやコンサルとしての経験を発信することを再開します!!

今回は読書の学びをアウトプットします。


1. 概要紹介

「GRIT やり抜く力」は、心理学者アンジェラ・ダックワース氏による、成功に必要な「才能」ではなく「やり抜く力(GRIT)」について深く掘り下げた書籍です。本書では、成功するために重要なのは、生まれつきの才能や運ではなく、目標に向けた情熱と粘り強さだと説かれています。特に、スポーツ選手や起業家、アーティストなど、多様な分野の成功者を研究し、共通する要素としてGRITを見出した点が興味深いです。

さらに、GRITの測定方法や育て方についても具体的に述べられており、読者が実生活で応用できるヒントが詰まっています。この本は、個人の成長だけでなく、教育やビジネスの場面にも活かせる実践的な指南書と言えるでしょう。

2. GRITの定義とその重要性

本書で最も重要な概念は「GRIT=情熱×粘り強さ」です。ダックワース氏は、才能があるだけでは成功には直結せず、むしろ長期的に目標を追求する力こそが成果を生むと主張します。
具体例として登場するのが、シリコンバレーの成功者やトップアスリートたちのエピソード。彼らは決して「天才」だけではなく、自分の目標に向かい続ける姿勢を持ち続けたことが成功の要因でした。
これは、「努力は才能を凌駕する」という言葉を実証した内容であり、多くの読者に勇気を与える部分です。

3. 才能より努力が成果を生む

本書では、才能と努力の関係を数式で表しています。
成果=才能×努力
さらに、努力が二重に評価される仕組みについても述べられています。例えば、才能が重要な役割を果たす場面でも、才能を活かすための努力が欠かせないことが強調されています。
ここで印象的だったのは、ダックワース氏が述べる「練習の質」。単に反復練習をするだけではなく、意識的に課題に向き合い、改善を繰り返す「意図的な練習」が、成果を最大化する鍵になるという点です。

4. GRITを育てる方法

GRITは持って生まれるものではなく、育てることが可能だと本書は説きます。その方法として、以下の4つが挙げられています。

  1. 興味を育てる: 自分が心から関心を持てるものを見つける。

  2. 練習を継続する: 意図的な練習を習慣化する。

  3. 目的を持つ: 自分の努力が他者の役に立つと実感する。

  4. 希望を持つ: 挫折しても立ち直る力を養う。

特に「希望を持つ」という部分では、逆境に対処するレジリエンスの重要性が説かれており、これは現代の不確実な時代において非常に価値のある考え方です。

5. コンサル業務に活かせる学び

コンサル業務では、成果を出すためにクライアントと一緒に目標を設定し、それを達成するためのプロセスを設計する必要があります。本書で学んだGRITの概念は、以下の点で活用できると感じました。

  1. 目標設定における情熱の重要性
    クライアントが「なぜこの目標を達成したいのか」という内発的な動機を明確にすることは、プロジェクトを成功に導くうえで欠かせません。このプロセスで情熱を引き出し、目標を明確にするアプローチが重要だと改めて実感しました。

  2. 長期的な視点を持たせる
    GRITは短期的な成果ではなく、長期的な目標に向けた努力の積み重ねを重視します。クライアントにも「今だけの成功ではなく、持続可能な成長」を意識させる提案を行うべきだと感じました。

  3. レジリエンスを鍛える提案
    ビジネスの現場では必ずしも計画通りに進まないことがありますが、その際に挫折しない力(レジリエンス)を養うためのサポートが必要です。本書を参考に、失敗を次の成長につなげるメンタルモデルを提案していきたいです。

6. まとめ

「GRIT やり抜く力」は、個人の成功だけでなく、組織やプロジェクトの成功にも応用できるヒントが満載の一冊でした。特に、「情熱」と「粘り強さ」という2つの要素が持つ力を知り、これをどう日常や仕事に活かすかを深く考えさせられました。
コンサル業務においては、クライアントにGRITの価値を伝え、目標達成に向けた伴走者となることで、より大きな成果を導けると確信しています。
ぜひ、成功を目指すすべての人に読んでほしい一冊です!


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集