夏がくれば思い出す
真夏の青空と強烈な日差しは、なぜか少年少女時代の思い出をよみがえらせませんか。
あなたにもそんな思い出がきっとあるはず。
私の子ども時代の夏の思い出といえば、まずは田んぼでたくさんのオタマジャクシをすくったことかな。
夜には近くの用水に棲んでいたホタルをとってきて、牛乳瓶に何十匹も入れると、ぼーうっと幻想的に光り出す。それを蚊帳を張った上において寝たものだ。
塩からとんぼやオニヤンマ、油ゼミ、カブトムシなどなど・・・よく獲ったなぁ。
井戸水で冷やしたスイカ。庭にたらいを置いて行水。
風鈴の音と、自転車でやってくるアイスクリン売りのおじさんの声。
アイスで二本の棒がついた奴を半分に割ろうとしたら、変なところから割れて、おまけに地面にボタッと落ちてしまったときの無念さよ 笑
そういえば、昔はエアコンなんてなかった。
せいぜい扇風機かうちわ。昼ご飯を食べてお腹がいっぱいになると、ついごろりと畳の上で午睡してしまい、はっと目がさめると、つつーとよだれが口の端から糸を引き、不覚にもほおにはくっきりと畳の目の痕が。
(そしてそういうときに限って、ほのかに想いをよせているクラスの女の子にばったり出会ったりして狼狽しまくるのはどういう法則なのだろう 笑)
あの頃は、テレビゲームもビデオもなかったけれど、けっこう楽しくてワクワクしていたような気が・・・。
あの頃なら、まだ食欲もガンガンに旺盛で、カレーライスを大皿に三杯ぺろりと平らげてまだ物足りなかったものだが 笑
今も昔と変わらぬものは、セミの声と白い入道雲ばかり。