ふじのぼる

京都市にあるユニークな創作あそびアトリエ「ごっこ」より 創作療育に関する ちょっとした…

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京都市にあるユニークな創作あそびアトリエ「ごっこ」より 創作療育に関する ちょっとした『気づき』『こだわり』などなどお伝えしたいこと あれこれ書いていきます

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📝その5【じっとしていられない子のアート】

 ウチの子に創作なんて無理!と お嘆きのご夫婦 いらっしゃいませんでしょうか  どうして無理なのか 理由は大きく二つ考えられます 1) 創作=芸術は才能ある人だけのもの  もともと絵は得意なほうではないし、じっと座って描くのも好きじゃない。またお前の絵は下手だと心無い友だちに からかわれてしまってますます嫌いになった。そんな苦手意識が芽生えてしまった子どもに対し、親としても辛そうだし無理に描かせたくはない といったケース。 2) 発達障害をもつ障害の特性から  ひと

    • 📝その4 【 「グループ創作」の魅力 】

       ぼくはどちらかというと はしゃぎまわるわんぱくな子でした。時代もよかったのでしょうが、夕方になるまでほとんど外に出て 気の合う友だちと虫捕り、ごっこ遊びばかりやってました。  その一方、工作や絵を描くことも好きでやってはいましたが、思い返すと一人で過ごす時間ばかりに集中してた気がします。  友だちと遊ぶ時はどうしてもカラダを動かしたくなる。すると自然に運動遊びになる。今でも思う存分羽を伸ばして外遊びできる環境が整っていれば 全然結構なことなのだけども、このご時世ずいぶん

      • 📝その3【のびのびと大きな作品をつくる】

         ごっこの特徴のひとつは「大きな作品をつくる」こと。おウチにいると どうしても場所が限られてて部屋いっぱい工作するのはむずかしいでしょう。  アトリエをつくるとすれば 前々からぼくは 大きな作品がつくれる環境がいいなと考えてました。普段できない大きな作品がつくれることが運動だし ストレス解消の癒しにつながると思ったので。  こどもの創作を評価するとき「のびのびとした作品」という言い回しをよく見かけますよね?  たとえばザリガニの絵を描いたとして、枠に収まりきらず 後で何

        • 📝その2【 できるかな 〜 創作あそびに魅せられて 〜

           こどもアトリエごっこの「ごっこ」とは何でしょうか。  まず 本来の言葉の意味を調べてみます。  つまり子どもたちが遊びで日常的に扱うジャンルの一つ(「お医者さんごっこ」「怪獣ごっこ」など)ですね。  子どものとき 皆さんも一度は経験したこと あるのではないでしょうか。子どもは興味や関心をもつ自分とは違う何かに なりきる ことで想像力・社会性・コミュニケーション能力など色んなことを学習するといいます。  こどもアトリエ「ごっこ」における「ごっこ」は、主に創作での「ごっ

        📝その5【じっとしていられない子のアート】

          📝その1 【 創作療育って? 】

           まず手始めに「創作療育」という あんまり聞いたことない珍しい療育スタイルから ご説明しようと思います。  「療育」はご存知でしょうが、知らない方もいると思うので念のため。まずGoogle検索をかけ 今流行りのAIさんに まとめてもらいましょう。  うーん。。こう言われてしまうとどうしても発達に遅れがあったり障がいあるお子様限定に捉えそうですけど、じっさいのところ そんなことはありません。学校への行きしぶりであったり、感情浮き沈みの激しさであったり さまざまな問題を ひと

          📝その1 【 創作療育って? 】