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こんなモノ書きはイヤだ。君だよ君。

しゅんしゅしゅんです。

こんなモノ書きはイヤだ。

堀井憲一朗さんの「今すぐ書け、の文章法」に触発されて、ださいアマのモノ書きについて書いておく。アマチュアとプロの違いについてはこちらのnoteを。

■柔軟性がないモノ書き

文章テクニックで漢字は少なくした方がいいとか、言い回しはできる限り簡単にした方がいいとか、ありますよね?これはこれで正しいと思うのだが、その理由というか本質が大切であって。頑なにこのルールだけを守り続ける人。それを文章センスがないというのでしょう。てか、文章下手だし、仕事もできないし、もてない、と思う。

このテクニックの本質は他者への想像力やおもてなしの気持ちが大切だということ。漢字が少ない方が、言い回しが簡単な方が、一般的な読者にとって読みやすいよねということであって、このテクニックはそれ以上でもそれ以下でもない。

例えば、ターゲットが意識の高い大学生だとしよう。その時に平易な表現ばかりで平仮名ばかりを使うと、パッと見た感じ賢そうな文章に見えない。意識の高い大学生にとってはこの文章は勉強になりそうにないなあとなるかもしれない、信ぴょう性がないなあとなるかもしれない。だからあえて漢字多目で、言い回しもカタカナ多目の賢そうな感じにしよう。

この「なるかもしれない」と「だとするとこうしよう」こそが重要。ターゲットと目的と読後感を明確にすれば、おのずとテクニックは生まれてくるはずなのだ。

■細部にこだわらないモノ書き

読者への想像を超えた憑依した状態で、その一挙手一投足に企みがあるか。細部まで企みがあるか。神は細部に宿る。attention to detail。プロ中のプロは意識が高い。読者に憑依して文章を推敲して、細かい違和感をたくさん発見する。

例えば、シニアがターゲットの雑誌を特別に作るとして、文字フォントを大き目にはするのだけど、シニア以外がターゲットの他雑誌の使い回しができるパートについては、文字フォントが小さいまま使い回すとか。僕が本業で編集している求人誌とかでいうと、編集記事内の卒業年早見表がシニアの人にとっては必要ない年代も含めてぎちぎちで表記されているとか。

こういうことは意外とスルーされたりする。ターゲットのことを考えて、クリエイティブの隅々まで工夫がなされているか。

ディズニーランドの世界観とかもそうだよね。楽しい夢の国には終わりを告げる時計なんてあってはいけないとか。現実を突きつけられる鏡はあってはいけないとか。現実的な生活には必要な時計や鏡だけども、ディズニーの世界観の中で来場者に楽しんでもらうことを第一義とした時に、切り捨てることができるか。こんな工夫ができるかどうか。

■タイトルが適当なモノ書き

まずタイトルがつけれないモノ書きがいたら、それはまずい。

タイトルのセンスは置いておいて、誰がつけても同じようなタイトルがつく場合、その文章の論旨が明快だという証。タイトルに悩むようなら、または複数人が同じ文章を読んで違うタイトルをつけるようなら、文章の論旨が不明瞭もしくは一つの文章の中に複数のメッセージが混ざって何がいいたいかわからない状態だということ。

タイトルを適当に終わらせているモノ書きもまずい。

中身を読まないと何について書いてあるか類推できないのは時間の無駄なので、読者にとって優しくない。そもそも読者の興味をひきつけないので、読んでもらおうという気概を感じない。今日の日付とかでタイトル終わらせてちゃだめでしょ。

タイトルをさぼっているのに、読まれないなあとか言っている人がいたら甘ちゃんすぎる。読者をなめんなよ。君のことに誰も興味なんてないんだよって面と向かって厳しく言わないと意識は変わらないのかもしんない。


■プロはテクニックが優れているからプロなんだと思っているモノ書き

文章を書くテクニックを学べば、何とかプロの端くれになれるのではと思ってないだろうか。大きな間違いだろ。文章を書くことはサービスであると意識できているのが、プロだ。本気で読者の立場に立って自分の企画や文章にダメ出しできる人。

堀井憲一朗さんもこう言う。「文章を書く技術なんざ、あとからどうにでもなる。つまり、あなたは今持っている文章技術でそのままプロになっていい。意識さえきちんと持てば」これが本質。

ライターを採用しようと思った時に、ライター業の経験があるだけの人よりユーザー目線のある優秀なマーケッターを採用した方が絶対いいよね。ライターとしては未経験でも、ユーザー目線のないライター経験者を採用するよりよっぽどマシかと。

■覚悟がないモノ書き

堀井憲一朗さんはこうも言う。何かを主張する時に日本人は「独断と偏見だが」を文頭にいれて謙虚さを見せることが多いと。断定するのは読む人のため、断定しないのは自己弁護のためであると。これは名言ですね。

「独断と偏見だが」に加えて「私見だが」とか「個人的には」とか「〇〇だと思う、わかんないけど」とか。逃げのワードはしこたま存在する。これを意識的に排除しないといけない。責任とりたくないならアマでいなさいな。

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以上、わかったな、しゅんしゅしゅんよ。はい。



では。

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しゅんしゅしゅん
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