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アドバイスの押し売り。


こんにちは。
運転中のサングラスは、眩しいからではなくてカッコイイと思ってかけているジャンです(笑)


そんなカッコつけのサングラスをして、この間友人とドライブをしたのがきっかけで、自分の中で疑問が生まれたので記事にしてみました。


その時は、僕が運転しながら約1時間海沿いを目的もなくドライブしていました。
お互いの仕事ことや遊びの話、最近の悩みなど色々な話題について話しました。

その後、家に帰ってふと「今日の友人の悩みに対して、自分はちゃんと話しを聞けてたのかな?」と疑問に思ったんです。

何かを考えてたわけでもなく、本当に自然と疑問が頭に浮かんだんです。

それから、自分自身で色々と考えてみたんですけど、一人では解決できず、韓流ドラマを見ていた母と妹に相談してみました。

「また来たよ」とか文句言いながらも、嫌な顔ひとつせず聞いてくれる優しい二人が自分は好きなんです。

そんな優しい母・妹と色々と話している中で、

「ジャン兄ちゃんは、〇〇君の話を”聞いてあげる”ことよりも、”解決する”ことに意識が向きすぎてたんじゃないの?」と妹様に言われたんです。


その言葉を言われた時、

「そんなことないよ。ちゃんと聞いてたよ」

と思ったんです。


自分としては、悩み解決のアドバイスをするってことは、相手の話をしっかり聞いてるからこそ出来ると思っていたので。


ただ、二人から

「じゃあ、◯◯君が悩むことになった”きっかけ”は何か分かる?」

って聞かれた時に、答えることが出来なかったんです。


妹様の「ほら聞いてないじゃ〜ん」のドヤ顔にイラツキそうになりながらも、しっかりと意見を受け入れ考えてみました。



考えてみて気付いたんです。


妹が言うように、自分は友人の悩みを”聞いていた”のではなく、”解決しよう”としていただけなんだと。


もし、本当に話を聞いているなら、「なぜ悩んでいるのか」「悩むキッカケになった出来事」など、もっと深く知っているはずだからです。



それから部屋に戻り、自分一人で色々と考えていく中で、今まで見えてなかった新しい気付きがあったんです。


それは

「悩み(問題)」じゃなくて「原因や過程」に目を向けること

です。


今までも自分は、悩みにばかり目を向けて解決ばかり考えていました。

せっかく自分に相談してくれたんだから、悩みを「解決してあげたい」「少しでも力になりたい」そんな思いばかりが先走り、一番大切な部分が抜け落ちていたようです。

相手を想う気持ちがあるのは、自分自身でも「良い面」だと思いますが、ただその度合が強過ぎたようでした(笑)


本当に大事なのは「原因」やその悩みに至るまでに考えた「過程」を見て聞いてあげることだったんです。


もし、その人の「悩み」を解決できたとしても、そもそもの「原因」が解決していないなら、結局また同じ悩みを抱えることになると思うんです。

それはただの対処療法であって、根本的な治療にはなっていません。


この内容を、例えば話にしてみました。


家の庭一面に雑草が生えています。家主は毎週草刈りをしていますが、何年も雑草と戦っていました。悩みとしては、「雑草が生えてくること」でした。

ここでの家主の対策は「草刈り」でしたが、それはあくまでも対処療法です。悩みである「雑草が生えてくる」の本当の原因は、土の中に雑草の根っこが残っていることなんです。

ということは、土の中の根っこを取り除かない限りは「雑草が生えてくる」という悩みは永遠に解決しないのです。


つまり、「悩み」に視点を向けて対策を考えたとしても、それは表面上の解決にしかなりません。

大切なのは、表面上の悩みではなく奥深くに隠れている本当の「原因」を見つけて、取り除くことなんです。

その作業をしない限り、何度も悩みは繰り返されます。まるで庭の雑草のように。


話を戻すと、僕が友人に行っていたのは「悩み」の解決でした。

ただ、本当に必要だったのは「原因」を見つけることだったんです。


その「原因」を見つけるためには、

「何があったのか」

「どう考えたのか」

などの話を聞くべきなんです。

というより、聞かないと分かるはずないんです!


それなのに自分は、「悩み」にだけ目を向け、友人の本当の想いを聞かなかったのです。


そのことに気付いてから、後日友人に連絡してまた会いました。

今回は、「悩み」ではなく「原因」の部分にフォーカスし話していきました。すると、前回は口数少なかった友人が、自分の想いや考えていることをどんどん話してくれたんです。

自分もその話にもっと興味が出て、もっと聞きたくなりました。

会話の内容としても、「悩み」を解決する話ではなく、「原因」についての話ばかりでした。友人が中心的に喋り、自分が聞くという感じ。


一通り話し終わると


「話しているうちに、自分が何を考えているのかが少し分かった気がする。話聞いてくれてありがとう」

と友人が笑顔で言ってくれたんです。


おもわず

「え?俺何もしてないよ」

と言ってしまいました(笑)


友人曰く、「自分の考えや気持ちを聞いてもらえたことで、自分でも頭の中が整理され悩みが軽くなった」そうです。


この時に、「人の話を聞く」ってこういうことなんだなと感じました。

悩んでいるからといって、悩みを解決してあげるの事が、その人のためになるとは限らないのです。

大事なのは、悩むことになった「原因」を聞いてあげることだったんです。


最後にまとめると

「人の話が聞けない」というのは、その人の表面上の話を聞いているからです。大切なのは、その人の本当の気持ちや想いを聞いてあげることなんです。

その為には、悩みの「問題」ではなく、「原因や過程」に目を向けることなんです。

そうすることで、本当の意味での「悩み解決」の手助けが出来るようになるかもしれません。


最後に、ここ最近自分の中で「人の話を聞く」とうテーマがずっと頭にあります。信頼できる家族や友人、コーチに相談したくさんの気付きを得て成長しているのを感じています。

この気付きを誰かに伝えることで、自分の中にも定着させたいと考えています。そして、同じように悩んでいる人へ届けばいいなとも考えています。

しばらくは、「人の話を聞く」関係について話すことが多くなると思います。そういう時期なんだなと暖かい目で見てやってください(笑)


それじゃ今日の話はここまで。【サンカイル】のジャンでした!




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