#standfm
プールの日/詩と朗読 poetry night 第54夜
いつまでも
いつまでも夏休みでいよう
🌿「詩と朗読 poetry night」
第54夜は「プールの日」
スキマ時間に聴いていただければ幸いです。↓
「プールの日」
白熱のプールサイドを
走り
叫び
飛び込み
水を散らかし
逆さまになり
跳ね
つかまりあい
トイレに駆け込み
熱いおしっこをする
鼻の奥がジンジン
背中とおなかを
太陽にあぶって
もう一度
ドボンと入ろうよ
先生が笛を吹く前
夏休み/詩と朗読 poetry night 第53夜
大人になっても
新しい朝の匂いに
ドキドキしている
🌿「詩と朗読 poetry night」
第53夜は「夏休み」
スキマ時間に聴いていただければ幸いです。↓
「夏休み」
ベーベぽっぽぽー
ベーベぽっぽぽー
薄明るい部屋の中
鳩の鳴声に目を開けた
起きなきゃ
起きなきゃ
ひもを通した出席カード
首に下げて
朝の体操に出かけなきゃ
小学校の校庭で
班長さんが待っている
♪新しい朝が来た
go with the wind/わたしのこと/stand.fm #28
『go with the wind』
風が出てきた
じりじりと焼けつくような
陽射しのあと
永遠に時が止まったような
長い長い昼のあと
あんなに大変なことがあって
信じる心なんて もう
失ってしまったと
思ってたけれど
明日は
なんとかなるかもしれない
乾いた大地から 草は生え
流れる雲は 形を変える
あきらめずに ここで
在るだけで 私はきっと
待とう、明日を
生きよう、
灯り野 #27 stand.fm
🌱灯り野(あかりの)
朝まだき
仄明るい大地に下りたった
ひとあしひとあし
差し出す先に
次々と瞬く
小さな灯り
私の後ろ
足の跡にも
それぞれに首をもたげ
咲きゆく 花
花が私を
導いているのか
私を花に
与えているのか
天の律動よ
地の理(ことわり)よ
私に道が示される
影を孕むひかり
うつろう花のいろ
これが道というのなら
あるいていくしかあるまい
わたしにきざす
ことばをひろいな
すぐ、願う #26 stand.fm
すぐ、願う
好きなこと
やりたいことはすぐやろう
あなたが夢を語っている間に
わたしは進んじゃう
深く考えてなくても
だいたいのところでも
人に言う必要なんかない
自分で自分に決める
それだけだ
できるかどうか
予測不能のときは
願うこと
強く強く願うこと
🌙詩と朗読 poetry night
第26夜は、「すぐ、願う」
スキマ時間に聴いていただければ嬉しいです(3分)。
↓
高村光太郎②レモン哀歌
わたしの手からとった
一つのレモンを
あなたのきれいな歯が
がりりと噛んだ
愛する者と別れる瞬間の透明な静けさ。
🌙「詩と朗読 poetry night」第14夜は、高村光太郎「レモン哀歌」をお送りします。スキマ時間に聴いていただければ嬉しいです。
高村光太郎①あなたはだんだんきれいになる/あどけない話 #13 stand.fm
「あなたはだんだんきれいになる」
「あどけない話」
高村光太郎の詩集『智恵子抄』に収められた2篇の詩。
智恵子を「神の造りしもの」といい、彼女と交わす会話を「あどけない」話という光太郎。
☆「詩と朗読 poetry night」第13夜は、光に満ちた美しい詩をお送りします(4分ほど)。
つらつら椿 #12 stand.fm
春に逢ったあなたと
柔らかい陽の降る野辺の径
椿の下を歩いた
「詩と朗読 poetry night」
第12夜は「つらつら椿」。
スキマ時間に聴いていただければ嬉しいです。
スタエフ始めました。
stand.fmというアプリで音声配信を始めることにしました。
チャンネル名は「poetry night」、
ユーザー名は「郎女(イラツメ)」。
詩の朗読を中心に、あとは追々考えます。アプリの使い方もそのうち上手くなる予定。思いついたら配信する、というペースでやっていきますので、聴いていただければ嬉しいです。
第一回は「うつくしいひと」