子供のおもちゃが捨てられないおばあちゃんと散歩したときの話

こんにちは、ごっちんです。

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子供との時間はあっという間に終わる

まるで夢だったかのように

子供が巣立って初めて気づく

自分がもうあのころのように

「誰かにとっての唯一無二の存在にはなれない」

ということを

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人生充実させるためには

結婚しようが子供が生まれようが

『自分の人生の主役は自分』

だということを忘れてはいけない

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もう半年以上前ですが、2歳の息子と散歩してたら70歳ぐらいのおばあちゃんに話しかけられました。

僕も息子も丸顔で柔らかめの顔してるから？散歩してると結構な頻度で話しかけられます。

息子が2歳であること、自分は40歳であることを伝えたら、おばあちゃんの娘さんが39歳、お孫さん(女の子)が3歳みたいで、すごく親近感を感じてもらえたようです。

で、なぜか一緒に散歩することになりました。

おばあちゃんはこんなことを話してくれました。

・娘と孫が帰ってきてくれることしか楽しみがない
・四国に住んでる＆仕事しててなかなか会えない
・年末年始に久しぶりに帰ってくるからすごく楽しみ
・でも家が散らかりすぎてて困ってる
・ばあちゃんの旦那さんは他界してて1人で住んでるのに
・いつも散らかしてて毎回娘に怒られる
・片付けなきゃもう帰らないよって言われた
・どうしたらいいのかわからない

的な感じでした。

うちの散らかりもヤバいんだけどな、話す人を間違ってるぞ、おばあちゃん・・・

って思ったんですが、でもうちは2人の未就学児の子育て中、おばあちゃんは1人暮らし、ちょっと毛色が違うかなと。

で、しばらく会話してました。

どんなモノが散らかってるんですかー？って聞くと、

普通の日用品とか服とかが大量に散らかってると。

押入れとかに収納はできないんですかー？って聞くと、

娘が小さかったころの思い出の品が、押入れとかタンスとか棚にびっしり詰まっててこれ以上は収納できないと。

しかもそれを結構な頻度で出し入れしてて、昔の子育てがんばってたときを思い出していると。

それでなおさら部屋がぐっちゃぐちゃになってると。

↓思い出の品の数々

・娘が遊んでたおもちゃ
・娘が着てた服
・娘が保育園〜小学校で作った創作物の数々
・娘と行った旅行のお土産とか思い出の品の数々
・娘の教科書とかノートとか絵本とか
・娘の運動会とか発表会のビデオ
・娘と家族の大量の写真（アルバム）

・・・おばあちゃんと話してて、いろいろと思うことがありました。

おそらくですが、ばあちゃんは、こんな風に思ってたのかなと。

・ずっと娘に依存して生きてきたから、いざ1人になったら自分で自分を楽しませる方法がわからないのかな

・あのころの必死さとか充実感をまた感じたいって思ってるのかな

・でもそれはもう無理なのはわかってて、これから楽しく生きてく自信がないのかな

・生きがいだった娘が独立して家を出てって、自分にはもう何も残ってないのと思ってるのかな

・こんなガラクタ捨てたほうがいいに決まってるって多分わかってるんだろうな

・でも二度と手に入れられないってわかってるから、思い出の品は捨てられないんだろうな

こんなふうに感じました。

散歩の途中で寄った和菓子屋さんのベンチで、一言

「おばあちゃん、がんばったんだね。えらいよ。娘さんも感謝してくれてると思うよ。」

と言ったら、おばあちゃんめっちゃ泣いてしまいました。

僕も少し涙目になりました。

息子(2歳)は揚げたてのせんべい食べて、美味しそうにニコニコ笑ってました。

いつか子供は離れていきます。

会社を辞めて脱サラして、毎日保育園の送り迎えしてます。

迎えに行ったら超笑顔で自分に飛びついてきてくれるかわいい子供たち。

自分に完全に依存している子供たち。

でも、そんな夢のような時間も、もうすぐ終わってしまう。

誰かの人生にとって絶対に必要な存在だった自分。

それが無くなるのは想像できないし、すごく怖い。

特に、僕と娘(6歳)が一緒に過ごせる時間は、もうほんの少ししか残ってないかもしれない。

一緒に過ごせる時間をたくさん作って、いい思い出をいっぱい作りたいなって思います。

そんな輝いてた過去に執着せず、明るい未来を自分で作れるようになって、自信を持って楽しく生きようって、改めて決意した出来事でした。

脱サラしたときもやっぱり葛藤はあったんですけど、僕にとっては正直、会社の仕事よりも、子どもといる時間のほうを大切にしたいって思ったんですよね。

産まれて間もない娘を置いて、３年間単身赴任をしていたのも大きかったと思ってます。

だから、お金と子育てを両立したくて、オウンドメディアを作ってうまくいって、40歳にしてやっと本当に充実した時間を過ごせるようになりました。

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