【育児:笑える話】1歳児の断捨離
1歳児が自分から「おしゃぶり」を手放した日
育児をするのに欠かせなかった「おしゃぶり」
利点欠点ありますが、私は大いに活用させて貰いました。
大泣きしてても、これ一つでピタリと泣き止む!
眠そうになったら横にし、これ一つ加えればそのまま夢の中!
1歳近くになったら自分で加えたり 外したり自由自在でコントロール!
夏のある日、事件はドライブ中に起こりました。
いつものように子供を後部座席のチャイルドシートに乗せて、
出掛けるのは、私と子供の二人だけ、
買い物とはいえ1時間は見ておいた方がいい、
行き帰りの車内、泣き出されたら双方汗だらけのカオス確定だ。
万全の準備が必要となる。
お気に入りのお菓子、飲み物を彼の手元に用意。
もちろん、落ち着きアイテム「おしゃぶり」も。
その日は天気も良く車の窓は上部2~3cmくらい開けていました。
無事買い物も終わり、帰りの車内。
彼は窓の外を見ながら、落ち着いている。
片手では、慣れた手つきでおしゃぶりを吸ったり外したり、
とても自然で、気持ちよさそう
見晴らしの良い大きな橋に差し掛かった時、ルームミラーに「チラリッ」
2~3cm開けてあった窓の隙間に何か動くものが、、、
彼の手に「おしゃぶり」?
(えっ?何しようとしてる?)もしかして、、、悪い予感
見間違いだと思いたく とっさに 目視で再確認、、、
「まじかっ!」
彼のやろうとしていることに確信が持てた私、
左手を伸ばすが距離が足りず、阻止すること断念。
まだしばらくは橋の上、片側1車線で後続車もいる。
ここで車を止める訳にはいかない。頭の中フル回転。
今、出来ることは?
大きな声で彼の行動をとめるしかない!
「それ、大事なものでしょー」
「無くなったら困るよー」
「駄目だよ捨てちゃー」
・・・言ってる間に、、、「ぐにゅっ」
おしゃぶりは彼の手によって、窓の外に押し出されていった・・・
ここは橋のど真ん中・・・
ルームミラーで確認できた
「おしゃぶり」であろうものが小さくなって道の白線を超え
転々と向きをかえ転がっていく、、、、
(やられた、、、)
今晩どう、寝かしつければいい、、、不安しかない、、、。
だが、
その後の彼の対応が素晴らしかった!
「どうするの?もうないよ、大丈夫?」 落胆を隠せない私をよそに
彼は慌てた様子もなく、余裕の顔で「うん」とうなずく。
あきれて、言葉も無く苦笑い。
ただ・・・
この日から彼は「おしゃぶり」が無くても過ごせるようになった。
もちろん、この日の夜もぐずる事なく寝てくれた。
正確に言うと、この日を境に
彼が自分から「おしゃぶり」を必要とすることは無くなったのだ。
大人が喫煙する前日、最後の「たばこ」を吸い納めするように
彼もこの日、吸い納めをしたというのか?
大きくなった彼に、この時のことを聞くと、
「覚えてる。自分でやめようと思った」と笑って話してくれた。
「母さん、慌ててたよねー」と・・・
どこまで本当なのか・・・?
1歳の誕生日が来て数日目の出来事でした。
最後まで読んで頂きありがとうごさいます。
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