RYOZAN PARK Montessori

100% English Montessori Kindergarten 100%英語…

RYOZAN PARK Montessori

100% English Montessori Kindergarten 100%英語保育 × モンテッソーリ 都内唯一、コワーキングスペース併設のインターナショナルモンテッソーリスクール。

最近の記事

モンテッソーリの教室で育む 多様性と調和

モンテッソーリ教育者として、私たちは子どもたちを「未来の設計者」と捉えています。 子どもたちは、共感と理解に満ちた世界をつくり出す柔軟な心を持っています。 子どもたちが自然に差別せず、好奇心と開放的な態度で仲間に接する様子は、実に興味深いものです。 しかし、社会の複雑さに触れるにつれ、生まれ持った受容性が偏見や固定観念によって曇ることがあります。 そのため、私たちの教室では包括性と思いやりの環境を育むことを重視しています。 包括性(インクルージョン)とは、人種、性別、宗教

    • 「私は私のことが好き!」

      みなさんは「私は私のことが好き!」と声に出した経験はありますか。 子育て世代の方はそういった表現を幼少期に学ぶ機会は少なかったのではないでしょうか。 モンテッソーリ教育では、子どもには「自己教育力」があると考えます。 この考え方は、子ども自身の能力を信じ、尊重することを意味し、自己肯定感の基礎となります。 日々の活動の中で、子どもたちは自分の力を信じて成長していくのですが、大人が意図的にきっかけを作って自分自身を大切にすることをリマインドすることもあります。 今年の春に子

      • 私の境界線はここ。あなたの境界線は?

        モンテッソーリ・キンダー(2.5歳〜6歳)の教室で、4歳の子どもが静かに夢中になって本を読んでいました。 彼女は、近づいてきた友達に落ち着いて自分の気持ちを伝えました。 “This is my boundary. I don’t want to be hugged right now, and that’s okay. (ここが私の境界線なの。今はハグされたくないの、わかってね。)” 彼女の友人はすぐに彼女の要求を尊重し、”Okay.(わかった)”とだけ言って、彼女から離

        • 本物にふれる

          「わぁ!オレンジ色だ」 Japanese cultureの時間、シルクスイートとマロンゴールドという品種のさつまいもをそれぞれ切って見せた時、マロンゴールドの断面を見て子どもがこう呟きました。 普段よく見る、スクールのランチで食べたさつまいもの色との違いに驚いたようです。 さつまいもにも色々な品種があること、自然物の色の美しさを間近で見て知った瞬間でした。 モンテッソーリ教育では、幼児期にこそ本物や実物にふれることを大切にしています。 それを意識した環境例を挙げると到底こ

        モンテッソーリの教室で育む 多様性と調和

          わたしたちのMusic&Craft

          私たちのスクールでは、週に1回、クラス全体で表現活動(Music&craft)を行う時間を設けています。 卒園後、モンテッソーリ教育だけでなく、色々な教育環境に柔軟に対応できる力を育むため設定している時間ですが、日々のワークサイクル(モンテソーリの教具に取り組む時間)で身につけた力が自然と発揮されたり、一方で、ワークサイクルとは違ったこの時間ならではの子どもたちの表情や表現が見られたりするとても興味深い時間でもあります。 さて、今回は子どもたちがよく知っている「はらぺこあお

          わたしたちのMusic&Craft

          モンテッソーリの教室で’真の創造性’を育むには

          こんにちは。今日は、ご家庭でのお子さんとの過ごし方にも参考になるであろう情報をお届けします。 モンテッソーリの教室では、様々な画材を使って手先を動かす時間がたくさんあります。間接的に手先を動かす機会が多くあることで、手の筋力や筋肉を調整する力が養われ、子どもたちの「真の創造性」を高めていきます。 「真の創造性」とは、大人の考えや指示に左右されることなく、純粋に子ども自身の心から生まれる創造性のことです。私たちの教室のなかで見られる真の創造的な瞬間とは、子どもたちが絵や絵画

          モンテッソーリの教室で’真の創造性’を育むには

          どうして肌の色が違うの?

          外国人の先生達は子ども達からこんな質問をされることがあります。 そこで、先生は肌の色の違いをテーマにしたレッスンを考えました。 先生は、懐中電灯の光で色紙を透かしてみたり、絵の具で色を作ったりしながら、国の位置によって気候が違うこと、赤道に近いと紫外線から肌を守るメラニンが多くなること、メラニンは黒色だから肌の色が濃くなることを伝えました。 自分の肌や目、髪の色にも注目して、それぞれの色を作って自分の顔を作るアクティビティもやりました。このレッスンを通して、子ども達は「ど

          どうして肌の色が違うの?

          知っておきたい 赤ちゃんがもっている力「The absorbent mind」のこと

          The absorbent mind(吸収心)とは、赤ちゃんが無意識のうちにもって生まれた特別な力であり、子どもが自分の周りの環境に適応していくために必要な能力です。 生まれてから6歳頃までの子どもは、自分の周囲の文化を理解するために、言葉から人と人との関係に至るまで、自分の周りに関わるすべてを吸収していきます。子どもの心は、大人と違って、努力しなくても無限に、複雑なものでさえ細かいところまで全て吸収することができるのです。 モンテッソーリ博士は、このThe absorb

          知っておきたい 赤ちゃんがもっている力「The absorbent mind」のこと

          乳幼児期に個別の活動をすすめるわけ

          子どもが自分自身の世界をもち始めた頃から、4歳頃までの様子を観察してみると、ほとんどの子どもは一人遊びや、他の子とただ並んで遊ぶことを好み、他の子どもと一緒に遊ぶことに興味をもつようになるのは、もう少し年齢が高くなってからであることに気づくのではないでしょうか。 0歳から6歳までの乳幼児期の子どもは、急速に自己形成がなされていく時期にあります。この自己形成の発達には、自分の活動に集中する力がとても大切です。 電車のレールづくり、ビンに入ったレゴの数を細かく数えること、水彩

          乳幼児期に個別の活動をすすめるわけ

          なぜモンテッソーリを選ぶのか?

          親に「子どもに何を望むか?」と尋ねれば、ほとんどの人が「幸せであってほしい」と答えるでしょう。 しかし、「幸せ」とは何でしょうか? 成功でしょうか? お金でしょうか? それとも単なる感情でしょうか。ここで、「幸せ」をもっと正確に定義してみましょう。 幸せとは、自分の可能性に向かって自由に行動できることと、それを実現するために十分に自己管理できることの組み合わせです。モンテッソーリ教育が目指すのは、子どもたちが満足した「幸せ」な人生を送れるように、それぞれの可能性を引き出してあ

          なぜモンテッソーリを選ぶのか?