スペイン巡礼 個室宿のバスルーム事情
めおとへんろのすすめ ~夫(わたし)のへんろエッセイ~
今回は カミーノの疲れを癒してくれるバスルームについて、解説と写真を。(ドミトリー方式のアルベルゲでは 写真撮影は無理なため、すべて個室に宿泊した時のものになります。)
🚿シャワー
・ 適温で湯量が十分だったところは、半数くらいのイメージ
・ボディーソープとシャンプー兼用のところもあり
・ボディーソープとシャンプーの置き場が無い場合がある
・手持ちシャワーヘッドのフックが壊れたままのところも
・水はけが悪く、足元から脱衣所にあふれそうになる場合がある
・脱衣場所は、基本室温と一緒なので寒め
・オイルヒーターがある場合は、ほんのり暖かい
・使ったバスタオルをかける場所は 工夫が必要な場合がある
…といった細かな難点はあるものの、長時間 汗だくで歩いたあとに、シャワー浴びて、新しいシャツに着替えた時の爽快感は、何ものにも代えがたい!です。
🚽トイレ
・水栓はタンク上のボタンを押す方式 〇で小 ○☽一緒に押すと大
・トイレットペーパーホルダーの形態は様々、そもそも無いところも
・トイレットペーパーはやや硬め、あまりゴシゴシするとよくない
・ウォシュレットは皆無で、便座は冷たい
ウォシュレットなしに慣れてくると、電気を使わないので、この方がエコでいいかもと思ったり…でも、日本に帰るとやっぱり使ってしまいますね。
💦洗面台
・だいたいシングルレバーでお湯も出る
・せっけんが手洗い用とシャワー用を兼ねている場合もあり
・コップは 紙コップかプラカップ(けど自前のものを使いました)
・使い捨て歯ブラシがあるところもある(けど自前のものを使いました)
・洗濯するのに、栓がないところは カミさんが苦労していました
・新型コロナ対策のなごりの消毒液があったのは1か所のみ
うがい・手洗い・歯磨きはもちろん、(カミさんが)洗濯したり 洗顔したり、(わたしが)だんだん伸びてくるヒゲを整えて、すっかり日焼けした顔を確認したりと、忙しい場所です。
総じて、快適さやおもてなしという面では日本のシャワーやトイレが勝っているものの、スペイン(欧州全体かもしれませんが)では、便器には電気を使わないし、水洗はレバー戻しの必要のないワンプッシュ式だったり、施設のあちこちで一定時間で自動的に照明が消える仕組みになっていたりで、快適さよりエコ優先、という印象を受けました。日本はより人にやさしく、欧州はより地球にやさしいのかもしれませんね。